神奈川県が9月補正予算案 特別支援学校の学習用端末「1人1台」へ 2023年度末の支給目指す

神奈川県庁

 県は5日、一般会計に116億6100万円を追加する2023年度9月補正予算案を発表した。和解議案や条例改正案などと合わせ計17議案を7日開会の県議会第3回定例会に提出する。

 補正予算案の財源は県税21億6600万円、国庫支出金38億3千万円、繰入金56億6400万円を充てる。補正後の一般会計は約2兆2950億円となる。

 全国の小中学生に1人1台の学習用端末を配備する国の「GIGAスクール構想」を巡り、県立特別支援学校の児童・生徒にそれぞれ専用端末を支給する環境整備に2億776万円を計上した。

 県教育委員会によると、県立特別支援学校では小中学部と高等部で端末を共用しており、文部科学省から「1人1台専用端末」の実現を求められていた。県は23年度末の支給を目指すとしている。

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