マンチェスター・ユナイテッド、目覚ましい活躍を見せるワン・ビサカと契約延長へ

写真:直近のアーセナル戦でも存在感を見せつけたワン・ビサカ

マンチェスター・ユナイテッドが、イングランド人DFアーロン・ワン・ビサカとの契約を更新する意向を示しているという。イギリス『デイリーメール』電子版が伝えている。

ワン・ビサカは2019年夏にクリスタルパレスから移籍金5000万ポンド(約92億6940万円)の5年契約でマンチェスター・ユナイテッドに加入した。しかし2021-22シーズン途中から控えに回り、2022-23シーズンにエリク・テン・ハフ監督が就任すると、放出候補に。古巣であるクリスタルパレスへの復帰が有力視されるようになった。

しかし昨シーズン後半になると主力を務めるようになり、チームのリーグカップ優勝や今シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得に大きく貢献。これを受けてクラブも契約更新を考えるようになり、ワン・ビサカの代理人との間で長期契約に向けた交渉をスタートさせているという。

ワン・ビサカの現行契約は2024年6月30日までとなっており、12カ月間の延長オプションも付帯されている。マンチェスター・ユナイテッド側はさらなる長期契約を望んでいるようで、週給10万ポンド(約1850万円)とされる現在の報酬についても、大幅な増額が見込まれているという。

今シーズンのプレミアリーグ開幕戦ではフランス代表DFラファエル・ヴァランの決勝ゴールをアシストし、第4節アーセナル戦ではブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリと激しいマッチアップを見せたワン・ビサカについて、テン・ハフ監督は今年5月の段階で、次のように賞賛の言葉を送っていた。

「他のプレーヤーがシーズンを通して成長したように、彼も大きく成長した。それをやり遂げることは監督やコーチングスタッフの仕事の一つであり、選手の成長は本当に喜ばしいことだ。ベースにあるのはチームスピリットであり、選手たちが自分のエゴよりもチームスピリットを優先させることができれば、チームは成長し、進化できる。そしてチームの進化の中で個人も成長している。アーロンは間違いなくその一人だ」

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