西武「旧2000系」最後の6両編成が10月引退 上石神井や小手指、横瀬で撮影会・乗車ツアーを開催

2031編成(写真:西武鉄道9

西武鉄道は2023年9月6日、新宿線を中心に運行する「2031編成」が10月5日(木)に引退すると発表しました。

2000系は西武鉄道初の両開き4ドア車編成の通勤型車両として1977年にデビュー。西武鉄道の主力車両として40年以上活躍を続けてきましたが、近年では廃車が進んでいます。

なかでも1977~1988年の間にデビューした「旧2000系」は、このほど引退する「2031編成」を除けば2両編成が3本残るのみ。

西武鉄道によれば、旧2000系車両のみで編成される運行は2031編成の引退をもって最後となるということです。

これにあわせ、9月末から上石神井や小手指の車両基地で撮影会を行うほか、10月5日には横瀬車両基地へ向かうラストランツアーを実施。限定グッズとして銘板キーホルダーや2031編成のつり革をプレゼントします。

各イベントの詳細は次の通りです。

新宿線の黄色い電車を撮影しよう(2023年9月30日)

上石神井車両基地で開催。2031編成など2000系を新旧合わせて4編成用意し、2000系の撮影会を実施します。

2031編成2031号車と2409編成2410号車の連結・解放を実演するほか、2409編成には「1980年代の姿」をイメージした装飾を施します(※「スカート」を外す再現は実施しません)。

募集人員は62名、参加費は1名18,700円。9月8日11時から「EMotオンラインチケット」で申込を受け付けます。

ありがとう2031編成撮影会(2023年10月4日)

小手指車両基地に2031編成のほか、「西武鉄道創立110周年記念トレイン」の2069編成や西武秩父線で活躍する4000系が集合。撮影会を実施します。2031編成には池袋線系統の、2069編成には新宿線系統の方向幕を装着するということです。

西武球場前駅からは101系の臨時列車に乗車し、西所沢駅の5番線(入換専用線)を経由して車両基地まで向かいます。参加者には車内補充券型の記念品をプレゼント。

募集人員は60名、参加費は1名12,000円。9月26日11時から「EMotオンラインチケット」で申込を受け付けます。

「さようなら2031編成ラストラン乗車ツアー to 横瀬車両基地」(2023年10月5日)

2031編成に乗車できる最後のツアーとして、小手指駅から横瀬駅まで「ラストラン」が楽しめます。

横瀬車両基地ではツアー限定のヘッドマークを掲出するほか、2031号車の運転台見学や車内寄せ書き、2031編成最後のパン下げも実施。参加者にはオリジナルグッズをプレゼント。

募集人員は64名、参加費は1名12,100円。西武トラベルのWebサイトで本日9月6日より申込を受け付けています。

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