今年もみずみずしく、糖度のって味上々 宇都宮で「豊水」の出荷最盛期

最盛期を迎えたナシ「豊水」の選果作業

 【宇都宮】上籠谷(かみこもりや)町のJAうつのみや東部選果場で、露地栽培したナシ「豊水」の出荷作業が最盛期を迎えている。

 豊水は、甘さの中にほんのり酸味があり、みずみずしい食感が特徴。JAによると、今年は春先の開花が早く、出荷ピークも例年より前倒しとなっている。

 6日は午前9時から約70人で作業。生産農家から集まった計約50トンのナシが手早く箱詰めされ、市内や東京、埼玉の市場に向けてトラックで運ばれていった。

 同JA園芸課の佐藤隆史(さとうたかふみ)さん(36)は「糖度がのって味は上々。ぜひ食べてほしい」と話した。今後も「あきづき」「新高」「甘太」「にっこり」と、各品種の出荷リレーが10月末ごろまで続く。

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