不用品リユース促進、サカイ引越 買取王国と業務提携

サカイ引越センター(田島哲康社長)は20日、買取王国(嶋本匡能社長)と同日付で業務提携契約を締結したと発表した。引越しの時に発生した不用な品物のリユースを促進することで、持続可能な環境・循環型社会の形成に貢献する。
 サカイ引越は同社の引越しサービスを利用する顧客に、買取王国の「モノドネ」サービスを紹介し、「モノドネ」サービスを利用希望の顧客の不用品を回収、保管業務を行う。
 買取王国はサカイ引越から顧客の不用品物を受取り査定。査定額を顧客が指定した提携先の大学や非営利団体に寄付する。受け取った品物に関しては再利用されていく仕組みができている。
 日本国内で商品化できる品物は、買取王国の店舗もしくはネットショップで販売し、必要とされる側で再利用される。日本国内で商品化できない品物は、協力企業を通して海外で必要とされる側で再利用される。
 業務提携ではさらに双方の有する経営資源や経営ノウハウを有効に活用し、双方の顧客の利便性の拡充をもたらすことを目的としている。
 買取天国は総合リユース小売業を展開。2023年2月期で売上高58億6600万円、営業利益3億8700万円。

© 日本流通新聞×foredge