「心からお詫び申し上げます」長友佑都が自身のプレーを謝罪、接触した高校&大学の後輩・福岡FW佐藤凌我が全治8カ月の重傷…福岡ファンは「回復を願って」「ご飯でも奢ってあげて」と反応

[写真:©︎CWS Brains, LTD.]

FC東京のDF長友佑都が、自身のプレーについて言及し謝罪した。

【SNS】長友佑都が自身のプレーを謝罪「本当に申し訳ありませんでした」

長友が言及したのは、6日に行われたYBCルヴァンカップ準々決勝第1戦のアビスパ福岡戦のプレー。後半アディショナルタイムに福岡のFW佐藤凌我と接触したシーンだ。

FC東京がリードして迎えた93分、左サイドでルーズボールとなると、そのボールに長友は猛然とプレス。同様にボールに向かっていた佐藤と接触した。

するとその瞬間、佐藤は左ヒザを抑えてピッチに倒れ込み悶絶。かなりの痛がりようで、両クラブの選手が集まってくることに。ただ、佐藤はすぐに立ち上がりプレーを再開していた。

リプレイでは長友のアタックが佐藤の左ヒザに入っていた状況。長友も心配そうに声をかけたが、佐藤は大丈夫だとしていた。

しかし、7日に福岡が検査結果を発表。佐藤は左ヒザ前十字じん帯損傷、左ヒザ外側半月板損傷と診断され、全治約8カ月の重傷という結果になってしまった。

この結果を受け、長友は自身のX(旧ツイッター)を更新。自身のプレーを反省し、謝罪。また、佐藤へのエールを綴った。

「この度、佐藤凌我選手に大きな怪我をさせてしまったことを深く反省しています。故意ではありませんでしたが、怪我をさせてしまったという事実を重く受け止め、佐藤選手に心からお詫び申し上げます。本当に申し訳ありませんでした」

「佐藤選手は東福岡高校、明治大学の後輩で、会うといつも笑顔で挨拶に来てくれます。そんな後輩を傷つけてしまったことに心が痛み、申し訳なく思っています」

「佐藤選手、佐藤選手のご家族の皆様、佐藤選手を支える皆様、佐藤選手を応援するアビスパ福岡のファン・サポーターの皆様、悲しい思いをさせてしまい申し訳ありません。佐藤選手の1日も早い回復を心から願っています」

同じ明治大学出身で、佐藤との関係もあったという長友。故意ではないが、自身のプレーが原因で重傷を負わせてしまったことを悔やんでいる様子だ。

先日はヴィッセル神戸のMF齊藤未月が全治1年という悲劇的な負傷をしたことが大きな話題となったが、再び重傷者が出てしまった。

長友の投稿には福岡のファンも多くコメント。ただ、批判をすることは少なく「しっかりサポートしてあげてください」、「わかっているよ長友」、「これで引退とかしないで」、「また強くなって戻ってくる」、「回復を願ってください」、「美味しいご飯でも奢ってあげて」、「さすがの長友さん」とコメントが集まることに。また「日曜日は勝たせてもらう」、「覚悟しておいてください」とピッチ上でやり返そうという意見も。さらには「謝罪しなきゃいけない風潮が嫌だ」、「素晴らしいことだけど、やっぱり謝罪しなきゃいけないのはおかしい」、「当事者で済ませられない世の中がな」と、謝罪を公にしなければいけない風潮を嫌う声が集まっている。

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