まだ見ぬ釣り場を探して全国を旅!コクチバスの楽園に挑む!

本企画は岸釣りのスペシャリスト・川村光大郎が、まだ見ぬ釣り場を探して全国を旅する不定期連載。今回の舞台は長野県!スモール天国の信州に潜む、3つのフィールドに最強陸王がいざ挑戦!

●文:ルアマガプラス編集部

Day.3 シークレットステージへたどり着くか? 鬼門の野尻湖、真っ向勝負!

― 少ないエリアで納得の釣果は出せるか!?

取材最終日となる3日目は野尻湖攻略へ。実は2日目の朝にも挑戦したが、その時にはシャローの生命感がなく、オカッパリできるエリアが少ないため、かなり苦戦を強いられそうな感触だった。

「昨日は希望湖がメインだったんで、希望湖での釣りが可能になる6時までのわずかな時間しか釣りしませんでしたけど、正直攻略の糸口はなしです。ただ、昨日はマイクロベイトまでは試せてなかったのでそれに反応する魚がいればという希望湖から得た希望を糧に臨みたいと思います(笑)」

前日同様、早朝からアングラーがひしめく菅川エリアからスタート。可愛いサイズがヒットするも、コータローの表情はこれでは晴れない。エリアを移動し、放った3投目。ⅰ字引きしていたベビーライクに引き波立てて襲い掛かる猛烈バイトが!

「うわ、すんごいバイト!! めっちゃ引く!! 」

激しいドラグ音が鳴り響き、極細P Eでのスリリングなファイトの末、上がってきたのはナイススモール!

「釣れた~!! ホント、スモールのツボがわからないけど、食っちゃうときのバイトはホント躊躇ないですね! 」

前日に心配していた不安もなんのその、早々に野尻湖をクリア! コータロー、ついにシークレットステージへ!

《希望湖編はこちら》

「釣れたけど、これじゃ終われん! 」日の出とともに釣りを開始するアングラーで賑わう、人気エリア菅川で可愛い一尾。

「すんごい食い方したよ! 」
引き波立てて猛烈バイトしたグッドサイズ。「スモールってホントに極端(笑)」

カニ吐いた!

ジャーニーレイク② 野尻湖[長野県]

桧原湖に並ぶ、日本の二大スモールレイク。斑尾山と黒姫山に挟まれた湖で、古くは信濃尻湖(しなのじりこ)と呼ばれ、その名残が変化して現在の名称に至ったとされている。

遊漁券販売所
菅川エリアや漁協前に設置された遊漁券の自動販売機。午前3時から購入可能(※釣りは日の出から日没まで)。1日700円。

ジャーニー知恵袋 古代のロマンが溢れる湖

野尻湖は遺跡群を保有しナウマンゾウの化石や旧石器時代の遺物が発掘されることでも有名。発掘調査のために、湖の水位を落とすこともある

希望湖カムバックアルバム

野尻湖を後にしたコータローはまた希望湖へ。そこで起きたエピソードを紹介。

マイクロパターン検証手持ちのワームを切り取って、反応のいいマイクロパターンを検証。②の反応が抜群によかった(笑)。※ワームの答えは下へ。
普通に釣れる!!
「コータローサインスモールVer.」

係員にサインを求められたが…
釣り券の巡回販売係員からシャツにサインを求めれる。すでに何名かのサインが描いてあるが、コチラはどなたの? 「高梨沙羅ちゃんです」え~!!

ナイスラージも追加!
ブレーバーマイクロのリアクションダウンショットでナイスラージ追加! 扱い小さくなってゴメンナサイ(笑)!

ベビーライク2in[エンジン]同サイズのマイクロ系ルアーと比べて飛距離が出しやすいライクシリーズ。ライク2.5inより、僅かにダウンサイジングしたベビーライクはライク譲りの汎用性を継承している。

― ルアーの答え

左上から時計回りで ①M.P.Sの頭②ハリースライドの手③シュリンピードJr.の脚④ベイビーファットイカのフラスカート⑤ブレーバーマイクロのハーフカット。

一日じゃ遊びきれない! 魅力的なアトラクション

― 斑尾高原に来たらまずはここへ寄るべし!

斑尾山に広がる斑尾高原は標高約1,000m。冬季はウインタースポーツが盛んな地域だが、実は夏場の需要も高い。

それもそのはず、なんと8月の平均気温は21度(2014年調べ)という、日本有数の避暑地でもあるからだ。爽やかな風を感じながら、バスフィッシングはもちろん、トレッキングやバードウォッチングほか、様々なアクティビティを楽しめるハイランドパークなのである。

今回コータローにはその窓口ともいえる、山の家でのアトラクションを体験してもらったぞ!

― 斑尾高原観光協会 まだらお高原 山の家

斑尾高原の入り口に建つビジターセンター。開放感のある館内で様々なアクティビティを楽しめる。●住所:長野県飯山市斑尾高原11492-70●TEL:0269-64-3222

野島創平さん
のじま・そうへい
斑尾高原観光協会の事務局員。バス釣りの知識も豊富で、かつてチャプターに出ていた経験を持つ。斑尾高原へお越しの際はぜひ相談すべし!

【アトラクション①】インドアクライミング

頂点まで命綱が通っている、トップロープクライミングで7mの壁を楽しめる。ボルダリングが通常4mなので、倍近い高さだ。●2時間:2,000円。

「見た目以上にキツいよ、コレ! 」

【アトラクション②】ウッドバーニング

電熱ペンを用いて、輪切りの木に焼き絵を描いていく。木の素材には白樺、桜、栗などが用意されており、誰でも気軽に楽しめるぞ。旅の思い出作りや夏休みの工作としても人気。●1個:1,200円。

手描きのオーナメントをプレゼント!
コータローが一生懸命描いた、世界でひとつのオーナメントを1名様にプレゼント!

【アトラクション③】eーバイク

パワフルな電動アシストを搭載したマウンテンバイクをレンタル。アップダウンのある山道も軽快に走行でき、野尻湖方面までツーリングも可能だ。●4時間以内:3,300円。

【ジャーニースポットその4】斑尾バカンスビレッジシャモニー

4棟のコテージが独立する貸別荘宿泊施設。総合受付のシャモニーにはカフェレストランが併設。●ランチ営業時間:11:30~16:00

2種類のあいがけカレー1,800円
グリーンカレーとキーマカレーの2種類が楽しめる贅沢セット(サラダ+ドリンク付き)。斑尾産ぼたんこしょうを使った信州野菜のキーマカレーは野菜の旨みとぼたんこしょうの辛さが見事にマッチしていて絶品。「ここ数年で一番おいしいカレー」と本誌編集長も太鼓判。

ぼたんこしょうを使った調味料「ボタスコ」も美味。お土産にいかが?

《希望湖編はこちら》


※本記事は”ルアーマガジン”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。

© 株式会社 内外出版社