台風13号 線状降水帯発生 茂原市など観測史上最多雨量

台風13号 線状降水帯発生 茂原市など観測史上最多雨量

 台風13号の影響で、千葉県内では線状降水帯による非常に激しい雨が降り、茂原市などでは観測史上最多の雨量を記録しました。

 県内では、台風13号の影響で大気の状態が非常に不安定になり北西部、北東部、南部では、線状降水帯が発生し非常に激しい雨が降りました。

 茂原市では、例年1か月に降る雨の量の約1.6倍にあたる374ミリを超える猛烈な雨が降り、一宮川が氾濫したほか、道路などが冠水し、水没した車から男女3人が消防に救助されるようすが見られました。

救助された人は―
「家へ帰るのでぐるぐる回っていたら水にはまった。道路だと思って走ったら深みにはまった」

「怖かった。一気に水が上がって、あちこち通行止めで道を抜けようと思った。ここまで低くなる(冠水する)とは思わなかった、一瞬だった」

 また、この大雨の影響で大網白里市や大多喜町など9市町村で、一時最大で約5800軒の停電が発生しました。

 鉄道への影響です。

 JR千葉支社管内では久留里線木更津~上総亀山駅間、内房線館山~安房鴨川駅間それに外房線の誉田~安房鴨川駅間、東金線の大網~成東駅間、総武本線の佐倉~銚子駅間が終日運転見合わせとなりました。

 なお、あすも内房線の館山~安房鴨川駅間、外房線の勝浦~安房鴨川駅間で終日運転を見合わせます。

 また、あす昼頃まで外房線の誉田~勝浦駅間、久留里線の木更津~上総亀山駅間で運転を見合わせます。

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