多くの地域で浸水被害 台風13号の大雨で各地に爪痕/千葉県

多くの地域で浸水被害 台風13号の大雨で各地に爪痕/千葉県

 台風13号の影響による大雨は県内各地に多くの爪痕を残しました。

 熊谷知事は、被害の大きかった千葉県茂原市などを視察しました。

 茂原市を流れる一宮川は、普段から憩いの場として市民から親しまれていますが、9月8日の大雨で川の水が市街地まで溢れました。

 一夜明け、水は引きましたが住民や市の職員らが復旧作業や被害確認に追われていました。

 台風13号は熱帯低気圧に変わりましたが、県内には温かく湿った空気が流れ込み、7日の降り始めから9日午前11時までに茂原では405ミリ、横芝光では276.5ミリ、鴨川で、366ミリと、24時間雨量が観測史上最大の降水量を記録しました。

 この大雨で、千葉市や山武市など多くの地域で床上や床下浸水の住宅被害が出ています。

 大多喜町では高所作業中の49歳の男性が転落、死亡しました。

 道路被害は路面冠水や土砂流出などで一時80か所で全面通行止めになりました。

 東京電力によりまと、銚子市を中心に一時約1万5000軒に及ぶ停電が発生しましたが、これまでにおおむね復旧しているということです。

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