バイエルンだけではない! 冬の移籍市場でのパリーニャ獲得は複数クラブの争奪戦へ

写真:夏にバイエルンへの移籍が破談となったパリー二ャ

今夏バイエルンへの移籍が確実視され、メディカルチェックまで済ませたものの、最終的には移籍が成立することはく、フラムでのキャリアを継続することとなったポルトガル代表ジョアン・パリーニャ。そのパリーニャを冬の移籍市場で狙おうと目論むクラブはバイエルンだけではない。スペイン『Mundo Deportivo』が伝えている。

大本命は契約直前で破談に終わったバイエルンとされており、冬の移籍市場でも再びパリーニャ獲得に動くことが予想される。近年CLグループステージで無類の強さを誇るバイエルンは、今年も決勝トーナメントへの進出が有力視されており、その厳しいトーナメントを勝ち抜いていくためにも、冬の移籍市場で戦力アップが必要だと考えている。

続いて移籍候補として名前が挙がっているのがマンチェスター・ユナイテッドだ。昨シーズンにはMFカゼミーロ、今夏にはMFソフィアン・アムラバトを補強しているが、さらなる中盤の補強にパリーニャをリストアップしているという。

最後に、経済的な観点から可能性は極めて低いとされるが、バルセロナもまたパリーニャへの興味を示しているという。夏の移籍市場で下部組織出身のMFオリオール・ロメウを補強したが、本職のボランチはロメウ1人となっている状況から、冬の移籍市場でボランチが本職のパリーニャ獲得に興味を示しているという。

また、8月にバルセロナのスポーツディレクターに就任したデコが、とくにパリーニャ獲得を熱望している。再びバルセロナがヨーロッパの舞台で主役になるためには、ボランチの更なる補強は必須と言えそうだ。

ドイツ『Bild』によると、パリーニャの移籍金は、今夏にバイエルンが提示していた6500万ユーロ(約103億円)を下回ることはないという。資金力で勝るユナイテッドか、同胞のレジェンドが獲得を熱望しているとされるバルセロナか、はたまた夏に破談に終わったバイエルンか。いずれにしても、冬の移籍市場でのフラム退団は濃厚と見られる。

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