「ミロ」飲みたいけど牛乳準備したくないニーズに対応 冷たい水にサッと溶ける新スティックで飲用層・飲用機会を拡大

ネスレ日本は1日、麦芽飲料ブランド「ネスレ ミロ」からスティックタイプの新商品「ネスレ ミロ ミルクinスティック」を発売し飲用層と飲用機会を拡大していく。

8月29日発表したネスレ日本の中濵航太飲料事業本部液体飲料ホワイトカップ&ミロビジネス部ブランドマネジャーは「『ミロ』を飲みたいけど牛乳を準備・購入したくない方にもっと簡単に飲んでいただけるように、冷たい水にサッと溶けるところ一番の強みに開発した」と胸を張る。

利便性を向上させつつ、栄養機能食品(カルシウム・鉄・ビタミンD)とおいしさを担保。

レシピ開発には1年半以上費やし、大麦・ココア・ミルクの配合バランスを細かく調整したほか、溶けやすさを追求し最適な製造工程を選定するなどして完成・発売に漕ぎつけた。

ネスレ日本の中濵航太飲料事業本部液体飲料ホワイトカップ&ミロビジネス部ブランドマネジャー

「ミルクinスティック」を「ミロ」のエントリー商品と位置づけ、30‐40代女性を中心とした新規ユーザーの獲得を狙う。

牛乳が常備されていないオフィスや外出先など新たな飲用機会の創出も見込む。
30‐40代女性など大人層向けの既存商品には甘さひかえめで使用する砂糖の一部を食物繊維に置き換えた「ネスレ ミロ オトナの甘さ」をラインナップしている。

今回、「ミルクinスティック」の中身設計は「ミロ オリジナル」をベースした。その理由については「ボリュームとしては『オリジナル』を飲まれている大人層のほうが多いので、まずは『オリジナル』をベースに設計した」と説明する。

© 株式会社食品新聞社