夫婦の絆が深まる!?夫婦キャンプならテント泊が最強な理由とは

キャンプの主な宿泊スタイルはテント泊・グランピング・コテージ泊の3種類。その中で私たち夫婦が最強だと思うのは、「テント泊」なんです。なぜ最も不便なテント泊が最強なのか?それぞれ実際に体験したからこそ分かるメリット・デメリットを踏まえながら、その理由を解説します!

キャンプの主な宿泊スタイル3つ

まずは、テント泊・グランピング・コテージ泊それぞれのスタイルについてご紹介していきます。
違いを知った上で自分に合ったスタイルを検討してみましょう。

テント泊とは?

筆者撮影

テント泊とは、キャンプ場などでテントを張って宿泊するスタイル

自然をすぐそばに感じられるので、非日常を直に味わいたい方におすすめの宿泊スタイルです。

宿泊するためのテントや寝袋等を準備する必要があります。

様々なギアが販売されているので、何から揃えていいか迷ってしまうかと思います。

最初から無理に揃えず、まずは最低限必要なものを揃え、それから買い足していけばいいでしょう。

初心者の方は、レンタル品を取り揃えたキャンプ場もあるので、そちらを利用する事をおすすめします。

グランピングとは?

ここ最近、ホテル並みの快適さを兼ね備え、オシャレな内装で雑誌やテレビでお馴染みになったのがグランピングです。

グランピングとは、“グラマラス(魅力的な)”と“キャンピング”を掛け合わせた造語。

グランピング施設内にある巨大ドームテントや、ベル型テント等に宿泊するスタイルです。

グランピングの特徴は、ベッドや家具・アメニティグッズなど充実した内装。

ラグジュアリーなプライベート空間は、インスタ映えもばっちり。

豪華なBBQ食材の提供もグランピングの楽しみ。

手ぶらで快適にキャンプを楽しみたい方、豪華なキャンプをしたい方におすすめの宿泊スタイルです。

コテージ泊とは?

そもそもコテージとは「山小屋」又は「山小屋のような建物」のことです。

キャンプでのコテージ泊は、山小屋の中に、家具・家電・トイレ等の装備が整い、調理道具も一通り揃っているので、食材などを持参すれば気軽に楽しめる宿泊スタイルです。

いきなりのテント泊はハードルが高いけど、外でのキャンプ飯や焚き火は楽しみたい!という方におすすめです。

コテージ泊は、テント泊とグランピングの中間的な立ち位置になります。

「外で過ごす」ことを思いっきり楽しむために、少しでも時間ロスを少なくしたり、小さなお子様がいるご家庭など安心してキャンプを楽しみたい方、テントの設営や撤収に不安がある方におすすめです。

実際に体験してみて感じた「コテージ泊」「グランピング」のメリット・デメリット

いずれのキャンプスタイルも、周辺は自然に囲まれています。特にコテージ泊とグランピングは、周辺が森林で囲まれプライベート空間を充実させている施設も数多くあります。

グランピングとコテージ泊で共通しているのが、快適さと清潔さです。

いずれも自然を感じることはできますが、グランピングは「大自然の中にあるホテル」、コテージは「大自然の中にある一軒家」がしっくりくるのではないでしょうか。

コテージ泊の体験談〜メリット・デメリット

コテージはちょっとした別荘を借りるイメージ。まるで我が家にいるような感覚になれるのがコテージ泊です。メリットとデメリットをみてみましょう。

【メリット】

  • テントの設営・撤収がないのでゆっくり時間を過ごせる
  • 天候に左右されずに快適に過ごせる
  • 事前の準備や荷物も少なくて済む
  • プライベートな空間で人目を気にせず自然を満喫できる
  • 自宅さながらの居住空間で過ごしつつ、1歩外に出れば自然と触れ合える

【デメリット】

  • コテージがある場所は限られているため、選択肢がキャンプ泊より限られる
  • 山奥や近隣に駅がない場所にあることも多く、車での移動が多くなってしまう
  • 回数が増えれば、コスパ的にも高くついてしまう。

私たち夫婦も実際にコテージ泊をした時に、なんだかもっと外で楽しみたいなと感じました。

せっかくアウトドアに来てるのですが、家があるとどうしても焚き火以外の時間はほぼ家の中で過ごしてしまい、後から考えるともったいなかったなと感じました。

グランピングの体験談〜メリット・デメリット

グランピングの特徴は、圧倒的な豪華さ!

そんな華やかなグランピングのメリットとデメリットをみてみましょう。

基本的なメリットはコテージ泊と同じです。

【メリット】

  • 手ぶらでキャンプが楽しめる
  • コテージよりも更に快適で贅沢な空間に泊まれる

【デメリット】

  • 宿泊料はホテル並み又はそれ以上の高価格になる
  • 施設によってはホテルに泊まるのとほとんど変わらないような感覚になることも(人によってはメリットと感じるポイントでもあります)

私たち夫婦がグランピングをしたときはまずその快適さに驚きました。

なんでも用意されており、快適な空間におしゃれな雰囲気。

ただ、これもアウトドアという分類とは違い、高級ホテルに泊まっているような楽しさです。

金額もそこそこするので、わたしたちの目的である「自然を感じる」や「ゆったり過ごす」とは違ったかな?と感じました。

TVや家電が付いていたりと何一つ不自由がなく、普段の生活と限りなく近い形で過ごす、ということが私たちにはデメリットに感じられたのです。

結論:“過程”を楽しむ夫婦キャンプならテント泊が最強!

筆者撮影

テント泊とコテージ泊・グランピングでは、好みがハッキリと分かれます。

快適さに大きな違いがあるからです。正直にいうとテント泊はこの中で1番不便です。

でもわたしたち夫婦に一番合ってたのはテント泊でした。

なぜなら、設営から撤収までの過程を楽しむのが好きな私たちには、最適のアウトドアだったからです。

私たちが他の2つの宿泊スタイルと比較してみて感じたテント泊のメリットを紹介します。

メリット1:二人で非日常を味わえる

筆者撮影

テント泊では、他のキャンプスタイルと比較すると「非日常感」が最も高いと感じます。理由は前述の通り、不便だからです。

いつもはある食洗機や、IHコンロもなく、なんなら壁すらない…。

目の前は自然の中です。遊びも調理も語らいも全てが屋外。

普段とは違う空間の中で、二人で工夫を凝らしたり、焚き火を前にゆっくり時間を過ごす事ができるのもは、テント泊の醍醐味です。

メリット2:星空や朝起きてすぐ自然を満喫できる

筆者撮影

テント泊は、直に大自然に触れ合うことができます。

布一枚隔てた先はもう外なので、自然の音も身近に感じます。

夕暮れや満天の星など、普段ゆっくり見ない自然の時間を感じる事ができます。

▼星空をまったり眺めたい方はリクライニングできるチェアを持っていくのがおすすめ!

メリット3:ギアを揃える楽しみがある

最近では、ご夫婦でキャンプ泊に行き、奥様の方がテント泊にハマったケースが多い傾向のようです。

それを察知して、アウトドアメーカーもステンレスばかりの無骨なギアから、色とりどりのギアや女性向けファッションも充実させてきています。

オシャレなテント泊にしたい!かっこいい無骨なテント泊にしたい!という願望もそれぞれ。

整った設備よりも、自分達好みのギアを揃えて行って、自分達だけのキャンプサイトを作れることも夫婦で楽しめるポイントの一つです。

メリット4:設営・撤収も楽しみの一つ

キャンプ泊は、真っさらな平地から自分たちで設営し、レイアウトしていかなければなりません。

2人で作り上げていく達成感も、キャンプ泊の楽しみの1つです。

既存のレイアウトに新しく購入したギアを、使い勝手よく考えるのも充実感があり楽しいものです。

面倒だと思われがちなテントの設営も「タイムアタック」のような遊びにしたり、二人で協力して片付けをするのも楽しめるといいですね。

メリット5:いつもと違う不便な中での料理も盛り上がる

筆者撮影

全てが整っているコテージ泊、手ぶらで食事も提供してくれるグランピング。

比較すればテント泊は、空調施設も無ければ、全て自分達で用意し作り上げなくてはなりません。

ですが、「不便を楽しむ」のがキャンプ泊の醍醐味です。

焚き火料理に挑戦するのも、不便さゆえの楽しみの1つではないでしょうか。

料理の仕上がりよりも、その過程を楽しめるのがテント泊の魅力です。

テント泊のデメリット

キャンプ泊のデメリットは、コテージ泊・グランピングのメリットの逆のものですね。具体的には以下の通りです。

  • テントの設営・撤収のための時間が必要
  • 天候に左右される
  • 事前の準備や荷物運びが必要

あとは、ご夫婦で喧嘩すると、テント泊の場合逃げ場がないので、この日だけ穏便に過ごしましょう!

夫婦の絆が深まるかも!?あえて不便なキャンプを楽しんでみよう

テント泊をする事で、快適に過ごすアイデアや、欲しいキャンプギアなど、共通の趣味ができ普段の話題も増え絆も深まります。

コテージ泊やグランピングだと宿泊コストもかかります。

私たちは同じコストで複数回テント泊をしようという結論になりました。

次はどこへ行こうか?どんなサイトを作ろうか?など相談し、テレビやPCなど日常のものに邪魔されず、夫婦で語らう時間をテント泊で送ってみてはいかがでしょうか。

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