那須ハイランドパークに電動4輪スクーター 施設の中を快適に移動

 秋の行楽シーズンを控え、那須町にある北関東最大級のレジャー施設では、新たなサービスとして、客が自由に施設内を移動できる電動の4輪スクーターを導入し12日、お披露目されました。

 公開されたスクーターは、敬老の日が近いことや本格的な秋の行楽シーズンを間近に控えて、那須ハイランドパークが導入したものです。施設の中は坂道が多いことから、高齢者や足の不自由な人のほか体力や長距離の歩行に不安がある人たちを含め、多くの人に快適に過ごしてもらおうと導入しました。

 スクーターは、運転免許がなくても運転できて、ヘルメットもいりません。導入元の電動車いすなどを販売している、WHILLによりますと、公道では歩道を走ることができ、運転操作も簡単で安定感もよいということです。また、フル充電すると、およそ33キロの走行が可能で、施設の中を1日中走ることができるということです。

 那須周辺には温泉が多く、シニア世代を含めた3世代の家族連れで訪れる人が多いことから、那須ハイランドパークは、2019年にシニアや障がい者向けの小型の電動4輪車を導入し、貸し出しています。今回のスクーターの導入で、幅広い層に訪れてもらうとともに、滞在時間の延長も期待しています。

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