パドレス・ダルビッシュが今季残り試合欠場 右ひじのストレス反応

日本時間9月13日、パドレスは右ひじの故障で戦列を離れているダルビッシュ有が今季の残り試合を欠場することを発表した。ダルビッシュ本人によると、コルチゾン注射を受けて戦列復帰を目指していたものの、キャッチボールを再開したあとに右ひじに痛みが残り、ストレス反応を起こしていることが明らかになったという。プレーオフ圏内から8ゲーム差というチーム状況もあり、右ひじの治療を最優先とするために無理に今季中の復帰を目指さないという方針を取ることになった。

現在37歳のダルビッシュはパドレス加入3年目の今季、ここまで24試合に先発して136回1/3を投げ、8勝10敗、防御率4.56、141奪三振を記録。ワールド・ベースボール・クラシックの影響で例年と異なる調整を強いられたことも影響したのか、精彩を欠く登板が目立っていた。ダルビッシュは「明らかに、チームはポテンシャルを発揮できなかった。それは自分も含めて。だから、いくらかのフラストレーションはある」とシーズンを振り返った。

パドレスはダルビッシュと6年契約を結んだばかり。ダルビッシュはカブス時代の2018年に右ひじのストレス反応で長期離脱したことがあるが、今回の症状は当時のものに「よく似ている」という。ただし、前回は5月に故障者リスト入りしたため、長期離脱を強いられたが、今回はオフシーズンを休養や治療期間に充てることができる。「ストレス反応が治るには時間がかかる」と話したダルビッシュだが、現時点では手術が必要かどうかは決まっていないようだ。

ダルビッシュとともに先発ローテーションの中心を担うジョー・マスグローブも右肩の故障で戦列を離れているが、チーム状況を考えると、無理に今季中に復帰する可能性は低いとみられている。また、マニー・マチャドは右ひじの故障を抱えながらプレーを続けているが、場合によってはレギュラーシーズンの閉幕を待たずに今季の出場を終了する可能性もありそうだ。

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