台風13号の接近による記録的な大雨で浸水被害を受けた千葉県茂原市では、9月13日から、災害ボランティアが被災した住宅に派遣され復旧作業を手伝いました。
県によりますと、茂原市では一宮川やその支流が氾濫し、少なくとも249棟の住宅が浸水被害に遭いました。
13日からは、災害ボランティアの派遣が始まり、市内外から駆け付けた70人余りの災害ボランティアが被災した住宅で土砂を掻き出したり、水浸しになった家財道具を搬出したりする作業にあたりました。
茂原市本納の床上浸水した住宅では、店舗として使っていた土間にあった畳を搬出したほか、側溝の土砂を高圧洗浄機で洗い流していました。
住人の女性は、「片付け作業には人手が必要だったので助かった。早くきれいになってうれしい」と話しています。
市によりますと、13日は、市内の19の被災住宅に災害ボランティアが派遣され、14日以降も当面の間、派遣を続けるということです。
一方、被災住宅などの片づけで発生した災害廃棄物は市が回収し、郊外の駐車場に設置した仮置き場に搬入しています。
市は今後、新しい仮置き場を設置する方針で、15日から一般の人による搬入も始めたいとしています。