横浜金沢ハイテクセンター、施設全体を売却へ 年間1~2億円の赤字見通し 年内に公募開始 

横浜市が売却の方針を固めた「横浜金沢ハイテクセンター」(市提供)

 横浜市は13日、ホテル兼オフィスと工業技術支援センター(工技センター)などで構成する複合施設「横浜金沢ハイテクセンター」(同市金沢区)を、本年度中に売却する意向を明らかにした。

 オフィスの需要が乏しく、年間1~2億円の赤字が続くと判断。年内の公募開始に向けて準備を進める。

 市経済局が同日の市会常任委員会で発表した。同局によると、首都高速道路湾岸線幸浦インターチェンジ(IC)近くに立地するハイテクセンターには、「横浜テクノタワーホテル」と賃貸オフィスが入る高さ約100メートルの「一般棟」と、工技センターとオフィス、ラボ(研究室)でつくる「公共棟」などがある。

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