ナショナルズがリゾGMとの契約延長を発表 2009年からの長期政権

日本時間9月14日、ナショナルズはマイク・リゾ編成本部長兼GMと複数年の契約延長で合意したことを発表した。8月にはデーブ・マルティネス監督とも契約を延長しており、今後もリゾ&マルティネスの体制でチーム再建を進めていくことになる。リゾGMは「今回の契約延長はとても光栄だ。(オーナーの)ラーナー・ファミリーが長年にわたって私を信頼してくれていることを光栄に思う。ワシントンDCとナショナルズに尊敬と名声をもたらし続けたい」と契約延長を喜んだ。

リゾGMがナショナルズに加わったのは2006年のことである。GM補佐からスタートし、2009年シーズン途中にGMへ昇格。2013年シーズン途中には編成本部長とGMを兼任するようになり、その地位を保ったまま現在に至っている。

マーク・D・ラーナー・オーナーは「マイクと私は17年間、ほぼ毎日話し合いを行い、一緒に仕事をしてきた。私の家族やナショナルズのスタッフ全員と一緒に、『ワシントン・ナショナルズをファンが愛し、誇りに思えるチームにすること』という夢を常に共有してきた」とコメント。「決して強くなかったチームをコンテンダーに育て上げ、ワールドシリーズ・チャンピオンにもなった。厳しいシーズンもあったが、優勝旗を掲げることもできた。我々はそれらを一緒に経験してきたんだ」とリゾGMへの信頼を語った。

リゾGMのもと、ナショナルズは2012~19年にメジャー2位の勝率.563を記録(1位はドジャースの.584)。この期間中、ナショナルズは4度の地区優勝を果たし、2019年にはワイルドカードからワールドシリーズ制覇を成し遂げた。

2019年のワールドシリーズ制覇のあと、ナショナルズはフアン・ソトを放出するなどチーム再建に突入したが、対価として獲得したCJ・エイブラムスやマッケンジー・ゴアが主力へと成長しつつあり、多くの有望株を抱えるマイナー組織もメジャートップ10に入る評価を受けている。再建期間に獲得した若手選手たちをしっかり育て上げ、新たなコンテンド期間を築くことがリゾGMに課せられた次の仕事ということになりそうだ。

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