障がい者の雇用に積極的に取り組む団体などの功績を称える 栃木県庁で表彰式

 障がい者の雇用に積極的に取り組む団体などの功績をたたえる表彰式が13日、栃木県庁で開かれました。

 この表彰は、障がい者の雇用の安定に貢献した団体や障がいがありながらもほかの模範になるような仕事をしている個人を表彰するもので、表彰式では知事表彰に選ばれた宇都宮市の社会福祉法人宝生会の代表者と、鹿沼市の齋藤真幸美さんに福田富一知事が表彰状を手渡しました。

 宇都宮市で高齢者事業を行う宝生会では、155人の職員のうち6人が障がい者で介護のアシスタントを務めています。個人表彰を受けた齋藤さんは、耳が不自由ですが浴槽の部品の検査業務に16年携わってきました。

 県内の民間企業の障がい者の雇用率は去年(2022年)2.38%で25年ぶりに法定雇用率の2.3%を超えました。

 福田知事は「みなさんはほかの企業の模範です。今後も積極的な取り組みをお願いしたい」と話しました。

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