「阪神甲子園球場」でおこなわれた伝統の一戦を制し、じつに１８年ぶりのリーグ制覇を果たした阪神タイガース。優勝が決まった９月１４日の夜には大阪・道頓堀に大勢のファンが集まり、「六甲おろし」を大熱唱。歓喜の瞬間をともに味わった。
大阪・道頓堀の「戎橋」に集結した阪神ファン（9月14日・大阪市内）
２００３年の優勝の際には、５０００人以上が川に飛び込み、１人が死亡する惨事に。また２０２２年に１５０人以上が死亡した韓国「ソウル梨泰院雑踏事故」もあり、「戎橋」「太左衛門橋」などでそれぞれサイドに１０人以上の警官が川を背に警戒にあたるなど、大阪府警は厳戒態勢をとっていた。
大阪府の吉村洋文知事も１２日に更新したＳＮＳで、「阪神がアレでソノ日が来ても、道頓堀川には飛び込まないで下さい。危険です。過去に死亡事案も発生してます」と警告していたが、すでに１４日・夕方６時の試合開始直後から、Ｘ（旧ツイッター）では「道頓堀川」がトレンド入り。
そして、歓喜の瞬間が訪れた夜８時４９分。遠く離れた「阪神甲子園球場」で、２０２３年７月に逝去した阪神・横田慎太郎のユニフォームとともに岡田彰布監督が宙を舞うなか、１８年ぶりの「アレ」に道頓堀は歓喜に包まれた。
