【北海道】大自然×高規格『中川町オートキャンプ場ナポートパーク』キャンプレポ

こんにちは。キャンプ歴40年のアウトドアライター「かおる」です。ここ8年、避暑のために北海道へ行き、キャンプを楽しんでいます。今回はこれまで訪れた北海道のキャンプ場の中でも、特に気に入ってリピートしている『中川町オートキャンプ場ナポートパーク』をご紹介!後半の滞在記もお楽しみください。

『中川町オートキャンプ場ナポートパーク』の概要

筆者撮影

筆者が気に入ってリピートしている『中川町オートキャンプ場ナポートパーク』は、大自然の中で快適に過ごせる高規格キャンプ場です。

場所は北海道の道北、人口1,600人ほどの中川町。宗谷岬や稚内まで100kmほどの自然豊かな場所と、快適さのギャップに不思議な感覚を味わえるキャンプ場です。

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日本の最北端の宗谷岬に行こうとすると、函館から650km、苫小牧からでも410km、札幌から350kmと、どこから行ってもかなり遠いので、途中に快適なキャンプ場があるのはすごくありがたいです。

町営のためキャンプ料金が安い!

『中川町オートキャンプ場ナポートパーク』は公営のキャンプ場のため、施設が充実しているにも関わらず、料金がとびっきり安いんです!

筆者撮影

今回わが家は3,000円のキャンピングカーサイトを使用しました。入場料や施設利用料等は一切なく、何人で宿泊しても3,000円です。

しかも、サイト専用の電源・流し台・汚水排水口・テーブルなどが付いています。

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これで3,000円はビックリです!

▼北海道一周をハピキャンライターが実践!ルートや費用など気になるポイントを紹介しています♪

『中川町オートキャンプ場ナポートパーク』の設備をチェック

筆者撮影

まずは施設を見ていきましょう!こちらが受付を行うセンターハウス。非常に綺麗でおしゃれな建物です。

薪の販売・レンタル

筆者撮影

薪の購入やキャンプギアのレンタルもセンターハウスで行います。レンタル品が充実しているので、手ぶらで来てもキャンプすることができますよ。

さらに、バーベキューハウスでは炭の準備や片付けまでしてくれますので、キャンプ場で焼肉セットを頼めば道具が揃っていなくてもバーベキューを楽しめます。

コインランドリー

筆者撮影

センターハウスにはコインランドリーがあります。洗剤は置いてありませんので持参しましょう。

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長旅をしていると洗濯は必須ですので、コインランドリーは本当にありがたいです。

トイレ

筆者撮影

トイレもすごく綺麗で、数が多いため朝夕並ぶこともありませんでした。

シャワールーム

筆者撮影

センターハウス内にはコインシャワーがあります。筆者は隣接する温泉施設を利用しましたので、後半の周辺施設紹介でお伝えしますね。

ゴミ収集所

筆者撮影

こちらはゴミ収集所。分別は細かいですが、ゴミを捨てられるのはありがたいです。

『中川町オートキャンプ場ナポートパーク』のサイトをチェック

『中川町オートキャンプ場ナポートパーク』公式HPより画像参照:https://nakagawatourism.com/napautopark

続いて、キャンプサイトを見ていきましょう!

フリーサイト

キャンプ場の中央にフリーサイトがあり、その周りに区画サイトが配置されています。

ただこのフリーサイトは電車、自転車、バイク、徒歩で来場された方専用なので、オートキャンプの人は注意しましょう。

筆者撮影

この小川の右側がフリーサイトです。キャンプ場全域が綺麗な芝生で、雨が降っても水はけが良いため汚れることはないでしょう。

筆者撮影

フリーサイトの真ん中には、キャンプファイヤーを行う丸い炉のようなものがあります。イベント時なんかに使えそうですね!

その先に見えるのが、今回わが家がお借りしたキャンピングカーサイトB3です。

キャンピングカーサイト

筆者撮影

今回泊まったキャンピングカーサイトB3です。この芝の部分が全てなんですから広大!全く使い切れません(^-^)

各区画サイトの間には巧みに木が配置されているので、視線を遮りながらプライベートな空間を確保することができます。

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私が借りたB3はダダッ広かったため、丸見えでしたが……!とはいえ、広さがあるので問題ナシ。

筆者撮影

キャンピングカーサイトにはこの様な流し台があります。サイト内に専用の水道があるのがこんなに便利なのかと痛感しました。

左のマンホールが排水設備でグレータンク(キャンピングカーの排水)等の処理ができます。流しの横には電源があり、電気も使い放題です。これで3,000円は安すぎです!

炊事棟

筆者撮影

共用の炊事棟は1箇所です。19の区画サイトに対して炊事場が8箇所あるので、混雑することはないでしょう。すごく広々していて綺麗に維持されています。

困ることなし!『中川町オートキャンプ場ナポートパーク』の周辺施設

日本の最北端「稚内」まで100kmの自然豊かなロケーションながら、キャンプ場はもとより周辺施設も充実している『中川町オートキャンプ場ナポートパーク』。

周辺施設をご紹介しますので、ぜひ合わせて利用してみてください!

1.中川町公共温泉「ポンピラアクアリズイング」

筆者撮影

キャンプ場の隣には、中川町公共温泉『ポンピラアクアリズイング』という町営のホテルがあります。温泉入浴料はたったの大人400円・こども200円と安いので、ここを利用するのをおすすめします!

ちなみに、このホテルは1泊2食付きで7,000円台で泊まれるとのこと。ホテルといい、キャンプ場といい、綺麗で激安です!

施設紹介 | ナカガワのナカガワ

2.隣接する川でカヌー

筆者撮影

キャンプ場は「トヨマナイ川」、北海道で2番目に長い「天塩川」に隣接しているので、カヌーも楽しめます。キャンプと合わせてカヌーを楽しみたい人には絶好のロケーションです!

3.Nタウンパークゴルフ場

筆者撮影

キャンプ場横の天塩川の河川敷には、36ホールを有する『Nタウンパークゴルフ場』があります。

非常に綺麗に整備されていて、こちらの料金も格安!1日300円で中学生以下は無料です。

Nタウンパークゴルフ場 | 中川町教育委員会 | 中川町

4.道の駅 なかがわ

筆者撮影

キャンプ場から徒歩5分程の所に『道の駅 なかがわ』があり、新鮮な食材を購入できます。

筆者撮影

また、道の駅には珍しく無料のドッグランまで完備されているんです。わが家のような愛犬家には嬉しいですね!

なかがわ道の駅

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キャンプ場から1km程の所に小さなスーパーやコンビニ「セイコーマート」もあります!気軽に買出しに行けるので、買い忘れがあっても大丈夫。

『中川町オートキャンプ場ナポートパーク』滞在記(モデルコース)

ここからは、筆者が『中川町オートキャンプ場ナポートパーク』で楽しんできた様子をご紹介します。

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北海道でのキャンプ旅を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください!

ナポートパークでキャンプをする前日、剣淵町にある道の駅『絵本の里けんぶち』で車中泊をして朝8時に出発、午前中、宗谷岬を観光しました。

この『絵本の里けんぶち』には広大な無料ドッグランがあり、ワンコ連れにとっては、非常にありがたいスポットなんです。

筆者撮影

この道の駅『絵本の里けんぶち』から宗谷岬までは300kmあります。

筆者撮影

宗谷岬公園で記念撮影をして、宗谷丘陵を横目に白い道を通り夜の食材を買いに稚内へ移動します。地図上ではすぐ隣ですが、距離は30km以上あります。

筆者撮影

稚内では最北の魚屋が直営する海鮮炉端『うろこ亭』で昼食を取りました。ここは干物や身欠きにしん、棒タラ、鮭とばや珍味の加工しており工場見学もできます。

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魚屋が営んでいる飲食店なので、味は間違いありません。

ここで特売になっていた毛蟹を購入。スーパーで海鮮などの食材を買い込んで『中川町オートキャンプ場ナポートパーク』へ向かいました。

稚内のスーパーは、店によって品揃えが違い、新鮮な魚介類や珍しい食材を格安で販売していることがあります。

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筆者は3店舗ほど巡って買出ししました!
その甲斐あって、最高のキャンプ飯が食べられましたよ。
この後ご覧いただきますのでお楽しみに◎

稚内から『中川町オートキャンプ場ナポートパーク』まで80km、1時間半程かかるので13時半頃向かい15時にチェックインしました。

筆者撮影

チェックインして設営、サイドオーニングを広げるだけなので、15分程で設営完了です。

筆者撮影

今年の北海道は30度越えする所も多いので、少しでも涼しく過ごす為に道北の『中川町オートキャンプ場ナポートパーク』を選んだのですが、やはり日中は暑いです。

キャンプ場内に、水遊びできる小川が流れているのは助かりますね。ワンコ達は浸かったまま暫く出たがりませんでした。

筆者撮影

今回通ったルートは道が悪い場所が多く、3つあるランタンのマントルは全て崩れて落ちてしまっていました。

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北海道では替えのマントルを多めに持って来ないとダメですね~。

ボーっとしていたら、あっという間に時間は過ぎ、隣のホテルでお風呂に入っていよいよ晩御飯です。

筆者撮影

2,000円で購入した毛蟹は身がしっかりと詰まっていて、2人で食べるには充分なサイズでした。味噌も濃厚で味が濃い!

新鮮でないと食べられないニシンの刺身も、身がフワフワしていてネットリと甘い!

そして、北海道のスーパーに行くと必ず購入して冷蔵庫にストックしておく具入り玉子豆腐。これは冷やし茶碗蒸しで、3年前からはまっています。

筆者撮影

そして、この日のメインは鮭とイクラの腹子飯。鮭は脂がしっかりのっていて甘く、イクラはちょい甘の薄味で、イクラ本来の味が濃い!

店で食べる海鮮丼が味気なく感じる程甘くうまみが濃厚!

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この1杯の材料費は、なんと400円ほど!
スーパーを3軒巡ったおかげで、良いものに出会えました。

やはり生活に密着した地元のスーパーは、安くて旨いものが集まっています。

筆者撮影

食事を終え、夜も深まってくると少し肌寒くなってきました。温かいコーヒーを旅の途中で購入したスイーツと共に頂いてまったりタイム。

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地元の食材、地元の酒でこれが旅の醍醐味ですね~。

翌日は10時にチェックアウトして、名寄方面へ。

筆者撮影

ワンコ達と一緒にトロッコ王国美深でトロッコに乗って、名寄で一面黄色のひまわり畑を見学。

旭川、札幌、黒松内を経由して3日後、函館からフェリーに乗って青森へ。青森から1,100km走って無事旅を終えることができました。

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今年の北海道はとても暑くて、正直避暑にならなかったな……と思ったら、自宅に帰ると例年より強烈な暑さに「やっぱり北海道は涼しかったんだ~」と実感!
来年もまた北海道へ行こうと思ったのでした。

広大な北の地で高規格キャンプを叶える『中川町オートキャンプ場ナポートパーク』

筆者撮影

今回は、北海道の最北の地、宗谷岬から100kmに位置する、『中川町オートキャンプ場ナポートパーク』をご紹介しました。

立派な市営ホテルやパークゴルフ場、カヌーを楽しめる川、道の駅、スーパー、コンビニがあり、どこも綺麗で快適!便利な事この上なく、それ以外は本当に何もない静かで広々とした激安な高規格キャンプ場です。

自然と人工物、便利と不便、地方と都会、相反した矛盾を違和感として感じ、それがまた面白いのですが、ここだけが整いすぎていて別世界に来た様な不思議な感覚になるキャンプ場です。

皆さんもお近くにお越しの際は、『中川町オートキャンプ場ナポートパーク』を訪れてみてくださいね。

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