ミラン生え抜きの主将カラブリア、今季最初のミラノ・ダービーに静かなる闘志 「説明不要の一戦。勝つ自信がある」

[写真:Getty Images]

ミランのイタリア代表DFダビデ・カラブリアが今シーズン最初のミラノ・ダービーに向けて意気込んだ。『フットボールイタリア』が伝えている。

下部組織時代からミランひと筋のカラブリア。プロデビューから数年は伸び悩むも苦労して定位置を掴み、今ではロッソ・ネロのキャプテンという大役を任せられる26歳だ。そんな男だからこそ、ミラノ・ダービーへの思い入れは人一倍強い。

16日に行われる今季最初のミラノ・ダービー(セリエA第4節)はミランとインテルのどちらも開幕3連勝で迎え、得失点差で上回るインテルが首位、ミランが2位というシチュエーション。イタリア『メディアセット』のインタビューに応じたカラブリアは静かに闘志を燃やしている。

「この一戦はもはや説明不要だ。素晴らしい挑戦となるはずだよ。我々ミランが勝つ…それ以上望むものは何もない。僕たちのコンディションはいつになく良いし、チーム全員がこの一戦に向けて意識を傾けてきた。自信がある」

一方で、ミランもインテルも9月の代表ウィーク期間に多くの主力選手がチームを離れ、ミランの全体練習再開は試合2日前の14日だったという。この点についてはカラブリアも「全員で準備する時間があまりない」と認めている。

それでも「それはそれで大きなチャレンジとなる。僕たちだけでなくインテルも同じ条件なのだからね。というより、現代フットボールでは決して珍しくない」と、宿敵から3ポイントを積み上げるうえで懸念材料にはならないと断言した。

また、インテルの絶対的エースであり、キャプテンも担うアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスに言及。大きなリスペクトを示しつつ、ミラノの両雄で腕章を巻く者どうし、譲れないプライドを垣間見せている。

「ラウタロは素晴らしい人格者、そして真のトッププレーヤーだ。彼のことについて悪く言うなんてありえないよ。素晴らしいパフォーマンスを見せているし、僕たちも彼に苦しめられてきた。彼を食い止められるか…僕たちは試されている」

「けど、あらゆる困難に直面する準備ができているよ」

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