阪神タイガースの優勝決定から一夜明けた15日、国会では野球好きの議員を中心に「年内解散か」と冗談とも本音ともつかない風説が流れた。2003年と05年、2度の優勝時に小泉純一郎内閣が総選挙に踏み切ったことが背景。内閣改造での支持率持ち直しもみられるだけに、「縁起三度？」との観測が飛び交った。
阪神のリーグ制覇は1962（昭和37）年、64（同39）年、85（同60）年、2003（平成15）年、05年（同17）年の5回で、最初の3回と総選挙は無縁。03年は小泉内閣として初の総選挙となり、旧民主党と旧自由党の「民由合併」効果で野党が躍進。自民は単独過半数（241）には届かなかったが10議席減の237で踏みとどまった。
