荘厳な輝き放つ「千貫みこし」 修繕終えてお披露目 横浜・日枝神社で鎮座350年記念大祭

住民らの歓声を受け神輿庫を出発する日枝神社の千貫みこし=16日午前、横浜市南区

 吉田新田の総鎮守として1673年に創建した「お三の宮・日枝神社」(横浜市南区)で、鎮座350年の記念大祭が開かれている。16日は修繕を終えたばかりの「千貫みこし」がお披露目され、近くの住民らは荘厳な輝きを放つ大神輿(みこし)の美しさに目を細めていた。

 「社宝」の千貫みこしは頂に大型の鳳凰(ほうおう)がある壮麗な外観で、高さは約5メートルと市内随一の大きさを誇る。山車のように車輪がついており、専用車でけん引して巡行する。完成は1934年で、老朽化のため約1年半かけて修復していた。

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