見て、食べて、歩いて…楽しんで 長崎居留地まつり 9月18日まで

「長崎居留地まつり」が始まり、バルーンリリースやバグパイプの演奏で開幕を祝った=長崎市南山手町

 外国人居留地があった長崎市の東山手、南山手と大浦町一帯で16日、「長崎居留地まつり」が始まった。18日まで。グラバー園ではオープニングを飾る「グラバー顕彰式」とパレードがあった。
 1859年9月19日にスコットランド商人のトーマス・グラバーが来日したことにちなみ、9月の第3土曜に開催。市の近代化に貢献したグラバーら外国人の功績をたたえ、鈴木史朗市長らが胸像前に花をささげた。
 式では長崎居留地キッズコーラスと居留地男声合唱団による合唱、バグパイプ演奏もあり、大浦天主堂前までパレード。赤、白、青色の風船を青空に放った。夫婦で訪れた同市若草町の佐々木秀雄さん(92)は「居留地まつりには何度も来ている。(17日の)グラバー坂かけあがり大会が面白い」と期待を寄せた。
 同まつり実行委の桐野耕一委員長は「久しぶりに元気な居留地が返ってきた。見て食べて歩いて、祭りを楽しんでください」と呼びかけた。17日は▽午前10時~11時=グラバー坂かけあがり大会▽午前10時~午後4時=大バザール▽午前9時~午後4時=クラシックカーモーターショー-などがある。


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