認知症の行方不明者 2022年は過去5年で最多/千葉県

認知症の行方不明者 2022年は過去5年で最多/千葉県

 認知症で行方不明になった人は2022年、千葉県内で467人に上り、過去5年間で最多となったことがわかりました。

 県警によりますと、2022年1年間に、警察に届けられた行方不明となった人の数は3800人余りに上りました。この内、認知症が原因とみられる行方不明者の数は470人ほどで、いずれも過去5年間で最多となりました。

 行方不明者を年代別に見ますと、65歳以上の高齢者が約900人と全体の4分の1近くを占め、次いで10代、20代となっています。

 認知症の行方不明者の中には徒歩や自転車で隣の県にまで行き、保護されるケースもあるということで、県警は「一部の市町村で安価で貸出しているGPS付きの機器などを積極的に活用してほしい」と呼びかけています。

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