北村有起哉主演「たそがれ優作」で主人公を惑わすマドンナに駒井蓮、北香那、田畑智子ら7人が決定

BSテレ東で10月7日にスタートする、北村有起哉主演の土曜ドラマ9「たそがれ優作」(土曜午後9:00)で、主人公・北見優作(北村)を惑わす7人のマドンナ役に、駒井蓮、遊井亮子、今野杏南、内田慈、北香那、前田美波里、田畑智子が決定。さらに、ドラマの魅力が詰まった予告動画も解禁された。

「たそがれ優作」の原作は、実写ドラマ・映画化され話題となった「深夜食堂」をはじめ、「四万十食堂」など数多くの食に関する作品を生み出してきた安倍夜郎氏の同名漫画。昼は役者、夜は酒場へと繰り出す日々を送る実力派脇役俳優・優作は、訪れる店で酒をくみ交わす魅力的なマドンナたちに毎度心惑わされながら、食って、飲んで、ふられて、飲む――。悩める52歳・優作が繰り広げる、食と酒をきっかけにつながる人たちのたそがれストーリーが展開。実在する店と実際の料理も続々と映し出される。

優作と刑事ドラマで共演する若手俳優・月川サキを演じる駒井は、「おいしいものも人間ドラマも、これほどに楽しめるドラマはほかにないと思います!」と目を輝かせ、「北村さんのお芝居は、遊びの中にあらゆる細やかさが詰まっていてとても勉強になりましたし、気さくに接してくださるので、私も緊張せずお芝居させていただけました! アベラヒデノブ監督の演出も丁寧で、そのシーンのいろいろな可能性を引き出されていてワクワクしました」と報告。

優作の元妻・松田久美役で出演する遊井は、「近くて遠い元夫婦2人の距離感が難しいなと思いつつ、北村さんなら何とかしてくれると安心して撮影に臨めました」と振り返り、「ちょっぴり切ない今回の話。失恋とは違う喪失感。おいしいおすしを眺めながら、しっとり楽しんでいただけると幸いです」とコメント。

焼き鳥店で優作と出会う“バリキャリ系”の女性・皆川ユキコに扮(ふん)する今野は、演じる役について「今を楽しみ自分を大切にするパワフルな女性」と紹介し、「北村さんとは初共演でしたが、現場でもお芝居でもリードしてもらい、おいしいウナギを一緒に頬張れたのは、ユキコとしても私自身としても幸せな瞬間になりました」と喜んだ。撮影中におなかが鳴てしまったことを明かし、「(恥ずかしくて)心もどこか甘酸っぱいような、そんな感覚を皆さんにも感じてもらえたら幸いです」と呼び掛けた。

内田は、優作の元不倫相手のアケミに起用され、「有起哉さんと共演させていただくのは2010年の舞台『黙阿彌オペラ』以来、13年ぶりです。その時は捨て子の私を育ててくれた義理の父という関係でしたが、こういう形での再共演にワクワクして、本当にうれしい出演オファーでした」と感動。「優作のたそがれ感、どうぞ隅々までご堪能ください」とアピールしている。

また、優作の取材に訪れた雑誌「舞台ジャーナル」の編集者・長谷川薫役を務める北は、「初めて北村さんとご一緒させていただいて、ナチュラルでしなやかなお芝居をされるので、お芝居の自由さや面白さにあらためて気付くことができ、伸び伸び演じることができたと思います」と感謝。さらに、「念願かなってアベラ監督の演出を受けられたことはとてもうれしかったですし、貴重な時間でした。お酒をたしなみながら楽しく見ていただきたいです」と語った。

優作が長年憧れ慕う、往年の大女優・萩尾葉子役として登場する前田は、北村のファンだそうで「オファーをいただいた時はうれしさとドキドキが止まりませんでした。彼はお芝居がうまいだけではなく、本当に思った通りのすてきな方でした! 」と声を弾ませ、「撮影中はもちろん、休憩中も常に気遣って話しかけてくださったり、細やかにエスコートしてくださいました。ドラマの現場でこんなに素の自分が出たのは初めてです。オンエアを見るのがちょっと怖いような(笑)、でもとっても楽しみです」と充実感を漂わせる。

田畑は、優作が高校時代に片思いしていた香坂ヒロミ役。「有起哉くんと出会って、かれこれ22年ぐらい…。舞台で2人芝居をやったこともあり、私は心から信頼し安心している俳優さんです」といい関係性を明かしつつ、劇中では電話で会話したのみだったそうで「今回は会えなかったのですが、それがなんとも2人の距離感を甘酸っぱく表現できて、私は想像力をかき立てられとても充実した撮影でした。どんな優作さんが見られるのか、私自身も放送を楽しみにしています」と期待を寄せている。

第1話。バツイチの名脇役俳優・優作は、団地で1人暮らし。近所の小学生・すみれ(浅田芭路)にダメ出しをされながらセリフの稽古をし、刑事ドラマの犯人役に挑む。

刑事役の若手俳優・サキに、小さい頃から憧れていたとあいさつされていい気分に。撮影後、NGを連発し落ち込んで泣いていたサキを慰めようと、おいしいワインの店に誘う。ワインに合う絶品料理を2人で食べながらいい感じになってきたその時、サキが豹変!? 完全に凹んだ優作はふらりとなじみのバー「ともしび」に立ち寄り、ママ・茜(坂井真紀)に愚痴をこぼす。

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