全国に「高温に関する早期天候情報」 来週も気温は平年よりかなり高い

19日(火)午後2時50分までの最高気温と20日(水)の予想最高気温(ウェザーマップ)

 きょう(火)も全国的に気温が高く、東・西日本の内陸を中心に厳しい残暑が続いている。午後2時50分までの最高気温は、鳩山(埼玉)35.8℃、桐生(群馬)35.6℃、熊谷(埼玉)35.4℃、伊勢崎(群馬)35.1℃、館林(群馬)35.0℃と猛暑日となったほか、古河(茨城)や福知山(京都)で34.9℃、東京都心でも33.5℃を観測している。あす20日(水)も、関東甲信を中心に35℃前後まで上がる所がある見込み。

29日(金)にかけての天気と最高気温(ウェザーマップ)

 前線の通過に伴い、週末には東・西日本でも気温の下がる地域が多い見通し。ただし、これまでの極端な残暑がようやくおさまるくらいで、気温自体は平年と比べるとまだ高い日が多い見込み。来週以降も、平年より気温の高い状態が続き、とくに25日(月)ごろからの5日間ほどはかなり高くなる可能性がある。

早期天候情報(ウェザーマップ)

 このため気象庁は全国すべての地方に「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。東・西日本、沖縄・奄美は、家畜の管理や、熱中症対策など健康管理にも注意が必要だ。

■早期天候情報とは
 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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