鉄道職員ら  盲導犬ユーザーへのサポートの仕方学ぶ 千葉・北総鉄道

鉄道職員ら  盲導犬ユーザーへのサポートの仕方学ぶ

 目の不自由な人に安心して駅を利用してもらおうと、鉄道会社の職員らに向けた講習会が9月20日、千葉県印西市の駅で開かれました。

 講習会は、北総鉄道・印西牧の原駅で開かれ、県内の鉄道会社の新入社員ら約25人が参加しました。

 まずは電車内で座学講習が行われ、日本盲導犬協会の職員や盲導犬ユーザーなどが講師となり、目の不自由な人のものの見え方や心地の良い声のかけ方などをレクチャーしました。

 その後、参加者たちは駅員と利用客の二役にわかれ、電車の乗り降りや階段を上る動き、それに改札を通るまでを実践しました。

 参加者たちは、進む方向を声に出したり、相手役の手をとったりして、段差や障害物への注意を呼びかけるなど、目の不自由な人への案内の仕方を学んでいました。

参加者は―
「いつも駅で白杖のお客様を案内するが、きょう初めてエスカレーターの案内の仕方を学んだ。降りる直前になったら“もうそろそろ終わりますよ”という、声掛けなどが必要だということを学んだ」

「目が見えない耳が聞こえない方にとっては、身振り手振りや声掛けというのが重要だと改めて感じた」

© 千葉テレビ放送株式会社