マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドである元イングランド代表MFのポール・スコールズ氏が、古巣への落胆を示した。イギリス『ミラー』が伝えている。
今シーズンは開幕から低調なパフォーマンスが続くユナイテッド。プレミアリーグでは2勝3敗と黒星が先行しており、20日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)初戦では、バイエルン相手に守備が崩れ3-4で敗れた。
2シーズン目を迎えたエリク・テン・ハグ監督の下で期待が高まっていただけにファンの間では失望が広がっているが、OBたちも同じ想いを抱いているようだ。バイエルン戦後、アメリカ『TNTスポーツ』でスコールズ氏はチームの問題点を指摘。今夏の移籍市場で適切な動きができず、チームがステップアップする機会を逃したことを嘆いた。
「今シーズン、彼らは負けたどの試合でも、うまく機能している時間帯はあったと思う。だが、チームにはソフトで弱い部分がある。1点を許したなら、次の5分間は試合に集中しなければならないが、彼らは気づくと追加点を決められている」
「このままなら、昨シーズンとほぼ同じシーズンになるだろう。彼らはカップ戦のチームだ。FAカップやEFLカップで優勝する可能性はあると思うが、まだCLのレベルには達していない。この夏の動きのせいで、次のレベルに到達できなかった」
「今日も試合全体を見てみれば、チームはよくやったと思う。それでも序盤に2失点するなど、集中力を欠くときがあった。後半は圧倒されると思っていたから、あの3ゴールはユナイテッドを喜ばせただろう。だが、結局のところこのチームには経験があっても、それを活かすことができていない」
