深紅に染まるヒガンバナ 伊勢原・日向地区で見頃 

深紅の鮮やかな色が存在感を示し、群生するヒガンバナ=伊勢原市日向

 里山に秋の到来を告げ、一帯を深紅に染めるヒガンバナが伊勢原市の日向地区で見頃を迎えた。自然のコントラストを楽しもうと多くの人が足を運んでいる。

 ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草。球根に強い毒性があることで知られており、水田のあぜや墓地が獣害などで荒らされないように植えられたとされる。

 日向薬師周辺や洗水(あろうず)エリアでは、稲穂の黄金色や木々の緑に映え、群生する花々の撮影や、観賞しながら散策を楽しむ姿が見られた。

 連日の暑さの影響で、生育の遅れが見られる箇所もあり、市観光協会は「今週末がピークで来週始めまでは楽しめる。ホームページなどで最新情報を更新しているので確認してほしい」と話している。問い合わせは同協会電話0463(73)7373。

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