ボルシアMG、スイス代表DFエルベディが2027年まで契約延長…今季出番確保の若手MFライツも新契約にサイン

[写真:Getty Images]

ボルシアMGは21日、スイス代表DFニコ・エルベディ(26)との契約を2027年6月30日まで延長したことを発表した。

現行契約が今シーズン終了までとなっていた中、ボルシアMGと新たな3年契約にサインしたスイス代表DFは以下のコメントを残している。

「僕は19歳でここでチャンスを得て、経験豊かなブンデスリーガ、そして代表選手に成長することができた。今は激動を乗り越え続けるために前に進んでいきたいと思うよ」

2015年に母国の名門チューリッヒから加入したエルベディは、ボルシアMGでのキャリア初期は右サイドバックを主戦場にプレー。以降は3バックと4バックを併用するチームにおいてセンターバックの主力を務め、ここまで公式戦272試合に出場。

189cmの長身に加え、一定水準以上のスピードを備えており、対人とカバーリングの双方で安定したプレーを見せるブンデスリーガ屈指のセンターバックとの評価を確立している。

今夏の移籍市場では他クラブへの移籍の可能性が有力視されており、開幕からの公式戦3試合はそういった事情でメンバー外に。だが、ヨーロッパ主要リーグの市場が閉幕したことを受け、直近2試合ではプレーしていた。

ただ、ドイツ『ビルト』によると、今回の契約延長がエルベディの長期的な残留を約束するものではなく、依然として1000万ユーロ(約15億7000万円)程度の契約解除条項が設定されているという。そのため、来夏には移籍金を残しての完全移籍が既定路線と見られているようだ。

また、ボルシアMGは20日、ドイツ人MFロッコ・ライツ(21)との契約を2026年6月30日まで延長したことを発表した。

ボルシアMGの下部組織出身のライツはセントラルMFを主戦場に中盤から前の複数ポジションをカバーするマルチロール。2020年10月に行われたブンデスリーガのマインツ戦で18歳と148日でのファーストチームデビューを飾ったが、以降はシント=トロイデンに2度の武者修行に出ていた。

ローンバックした今シーズンはここまでブンデスリーガ4試合に出場し、直近のダルムシュタット戦では1アシストを記録している。

© 株式会社シーソーゲーム