先日引退のゴディンが古巣アトレティコに言及…「同じ監督、情熱はあるが、今は別のチーム」

[写真:Getty Images]

アトレティコ・マドリーのレジェンドである元ウルグアイ代表DFディエゴ・ゴディンが、マドリード・ダービーを前に現在の古巣について語った。

今年7月末にベレス・サルスフィエルドで現役を引退したゴディン。その輝かしいキャリアにおいても、2010年から2019年まで在籍したアトレティコでの活躍は印象的で、在籍期間にラ・リーガ、コパ・デル・レイを1度ずつ、ヨーロッパリーグで2度の優勝を経験した。

ディエゴ・シメオネ率いる近年のコルチョネロスの象徴の一人だった屈強なセンターバックは、24日に控える今シーズン最初のマドリード・ダービーを前に、スペイン『マルカ』で古巣の現状について言及。

同じアルゼンチン人指揮官が率いているものの、自身の在籍時と現在のチームのスタイルは大きく異なるものだと感じている。

「間違いなく異なっているね。それが良いとか悪いとかいうわけではないけど、別のチームと言えるね。僕らは確固たる特徴を持ったプレーヤーたちのグループであり、確固たるスタイルでプレーしていた」

「ただ、今の彼らは異なるプレーをしている。ゲームシステムも異なるし、異なるプレーヤーがいるからね。同じ監督、同じ情熱、同じメンタル、同じクラブへの愛情を持っているけど、ドレッシングルームの雰囲気は異なるよ」

また、自身の在籍時のチームに関して、予算面やスカッドの質で大きく離されていたレアル・マドリー、バルセロナの2強と対等に渡り合える立場にできたことを最大の功績と感じている。

「僕らはクラブとして、そしてチームとして、予算の差に大きな隔たりがあるにも関わらず、チームを再び対等な条件で位置づけ、リーグではバルセロナ、マドリーと対等な条件で競争することができた」

「そして、今のアトレティコはすべての大会で対等に戦っている。難しくて大変な作業だったけど、なんとかクラブをそこに位置づけることができた」

最後に、開幕5戦全勝の宿敵レアル・マドリーとのダービーは接戦となることを予想している。

「多くのゴールが生まれるようには見えない。ただ、アトレティコが勝つことを願っているし、それは僕ら全員が望んでいることだ。試合は非常に拮抗したものになるはずだ」

© 株式会社シーソーゲーム