西 鉄 国際物流の関東拠点 千葉・習志野で開設

西日本鉄道は4日、国際物流事業本部(NNRグローバルロジスティクス/東京・中央区)が関東物流拠点拡大のため、千葉県習志野市に「にしてつ関東ロジスティクスセンター」を来年1月に開設する、と発表した。同センターの延床面積は約2万平方㍍で、国内物流拠点のフラッグシップと位置づけている。
 同センターは、東関東自動車道湾岸千葉ICから車で約7分の場所に位置し、関東域内の集配送ほか、羽田空港・成田空港・横浜港・東京港から40㌔圏内と、航空・海上輸送サービスの提供に適した立地。
 半導体などの精密機器の保管や冷蔵倉庫による対応、顧客に代わって各作業を行うフルフィルメントセンターなど、多様で付加価値の高いサービスを提供。さらに、西鉄グループの西鉄物流(千葉県市川市、田川祥弘社長)と協働し、関東エリアの集配送における、将来のトラック配送網の拠点化を目指す。
 また「物流の2024年問題」への対応を図るために、集配トラックの適正な運行管理を行うほか、DXの推進として、AIを活用した保管ロケーション管理、無人搬送ロボットを活用する。

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