アレ実現で「アレ!」も加速 9月は半分でひと月分 ブンセン

ブンセンが今年の春に発売したのり佃煮「アレ!」の売上が、阪神タイガースの“アレ”が近づいた9月以降、急増している。それまでもチームの勢いと連動するように好調に売れていたが、9月は優勝が決定した14日までのわずか半月で、発売直後の4月の月間売上を上回るペースで伸びた。

「アレ!」は神戸市のサンテレビとのコラボ企画として、開幕に合わせ発売。当初は4月に休売するリスクも考慮していたというが、予想以上にチームの成績が良く、それに合わせて販路も拡大。特にパウチの人気が想定以上で、関西のみならず北海道や九州の大手チェーンからも注文が入った。

優勝が決まってから、商品名「アレ!」の上に貼る「優勝」の文字が入ったシールを用意。サンテレビの直営店や一部スーパーで配布を始めた。

高島宏明部長は「開幕前から準備をしていたが、ここまで『アレ』という言葉が浸透するとは思わなかった」とうれしい誤算に驚いている。

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