通天閣の広告看板がリニューアル、日立社長「実は同じ年」

通天閣の屋外広告看板がリニューアルされ、9月22日に約1年ぶりのお披露目。その点灯式に「日立製作所」の小島啓二社長や『⼤阪・関⻄万博』公式キャラクター・ミャクミャク、大阪府の吉村洋文知事らが駆けつけた。

全面LED照明に切り替えられ、大型サイネージは日本語、英語、中国語でメッセージが発信される通天閣(9月22日・大阪市浪速区)

今回の看板リニューアルでは、従来のネオン管から環境負荷の低いLED照明に全⾯切り替え。また、南⾯は⽂字看板から⼤型サイネージに変更され、多彩なメッセージをさまざまな国の言葉で表現することができるようになったという。

点灯式では、「今年7月で、通天閣の初代誕生から111周年。この2代目通天閣は1956年10月生まれ、実は私もちょうど同じ年だった」と明かした小島社長。

「私自身、小学校に入ってから大学まで大阪で育ち。青春時代、ずっと通天閣が近くにあった。これからも人々の暮らしをずっと見守り、愛され続け、街が発展していくよう通天閣をサポートしたい」と話した。

点灯式では、通天閣全体が日本の四季や万博など、華やかで多彩なデザインでライトアップを披露。多くの観光客や来訪者が鮮やかな姿を眺めたり、通天閣をバックに写真や動画の撮影を楽しんでいた。

取材・文・写真/岡田由佳子

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