真琴つばさ,姿月あさと,湖月わたる,風花舞,彩乃かなみ 出演 ZUKA IN JAZZ/SONG & DANCE with NAOKO TERAI Quartet『ALL THAT ZZJA/ALL THAT ZZKA』開幕

宝塚OG出演、ZUKA IN JAZZ/SONG & DANCE with NAOKO TERAI Quartet『ALL THAT ZZJA/ALL THAT ZZKA』が開幕。

本作は、世界的ジャズ・ヴァイオリニスト寺井尚子と宝塚歌劇 OG による夢のコラボレーションコンサート。
1988 年のプロ・デビュー以来、名立たるジャズの巨匠たちと共演し、繊細な表現力と情熱的な演奏で国内外問わず活躍する寺井尚子と、彼女の率いるいずれも才能豊かなカルテットの演奏に、宝塚歌劇 OG からは、元トップスターの真琴つばさ、姿月あさと、湖月わたる、元トップ娘役の風花舞と彩乃かなみ、昨年退団し今後の活躍が期待される天寿光希と晴音アキが集う。更には華麗なるダンサー加賀谷真聡と高橋伊久磨の出演が決定し、錚々たるメンバーが揃った。構成・演出には、ブロードウェイ・ミュージカルや韓国ミュージカルの日本初演版演出、近年ではオリジナルミュージカル『弥生、三 月-君を愛した 30 年-』『世界でいちばん美しい~鎌倉物語~』など、数々の話題作を手掛け、活躍を続ける菅野こうめい。類稀な音楽的センスと都会的なテンポ感を持ち味に、この夢のコラボで存分に腕を振るう。
まもなく 110 周年を迎える宝塚歌劇。これまでも宝塚歌劇では、著名なジャズナンバーの紹介や、ジャズをテーマにした 作品を世に送り出してきたが、折しも 2023 年は元宝塚少女歌劇オーケストラの井田一郎が、1923年に神戸で日本初のプロジャズバンド「ラッフィング・スターズ」を結成してから100年。このメモリアルな年に、寺井尚子カルテットの本格的なジャズ演奏と、宝塚歌劇OGたちの洗練されたパフォーマンスの共演による、極上の JAZZ エンタテインメント!

まずはメイン5人の歌唱、「Strangers In The Night」(邦題:夜のストレンジャー)「It Don’t Mean A Thing」(邦題:スイングしなけりゃ意味がない)と連続して!「Strangers In The Night」はシナトラの1966年のアルバム『夜のストレンジャー (Strangers in the Night)』のタイトル・ソングで有名になった曲、「It Don’t Mean A Thing」はジャズ界の最重要人物の一人、デューク・エリントンの代表作。ここで客席はヒートアップ間違いなし。そしてトーク。今回のタイトルの由来などを説明。それから3曲目、湖月わたるが登場し、それから若手OG2名が加わり、そこに姿月あさと、この曲は帽子はお約束!

ボブ・フォッシーをリスペクトした振り付け、名曲「ALL That Jazz」、「Chicago」のオープニングで歌われる楽曲。とにかく名曲揃いのセットリスト、聴いたことのある曲が次々と繰り出される。ソロで歌うところもあり、出演者それぞれの持ち味がふんだんに『投入』される。現役時代のことを知ってるファンはもちろん、そこまで知らなくても十分に楽しめる構成。

「Anything Goes」「’S Wonderful」「L-O-V-E」「Route66」等々。演出も洒落ており、中盤過ぎにはテーブルと椅子、ワイングラスなどの小道具登場、どこかのJAZZ CLUBのような雰囲気で出番がないメンバーはグラス片手にクラップ。真剣に楽しそう!また、バンドの演奏が!とにかくかっこいい!上手すぎる!

宝塚のあの『ベルサイユのばら』の名曲といったら、多分ほとんどの方々があの曲をイメージすると思うが、これのジャズバージョンがクール!それでいてメランコリーでドラマチック。演奏が終わるとキャスト一同が、もう大々拍手。「なんというアレンジ!」「しびれたね!」と最大級の賛辞を送った。ここでトーク、在籍してた時に「ベルサイユのばら」には出演したか?とか、そのほかに何出た?とか、ファンなら大きく頷く、コアなトーク。

そして、これを歌わねば終われない!「すみれの花咲く頃」、JAZZアレンジ、クールでPOPでしかも宝塚らしい雰囲気。「すみれの花咲く頃」を歌い終わったところで全員が挨拶、楽しさ全開なコメント、「楽しんじゃいました」(風花舞)「幸せな舞台」(湖月わたる)など、もう楽しくって仕方ない様子の面々。真琴つばさが「みんな、楽しみましょうね♪」と締めて、最後は「TAKARAZUKA FOREVER」、こちらもかっこいいアレンジで!ビシッと締めてステージは終了。上演時間はおおよそ1時間半ノンストップ。なお、9月23日の17:00の公演終了後はアフタートークが用意されている。登壇予定者は寺井尚子、真琴つばさ、姿月あさと、湖月わたる、風花舞、彩乃かなみ。MCは天寿光希。

寺井尚子(企画・原案)
皆様こんにちは。2023 年は、宝塚少女歌劇オーケストラ出身の井田一郎氏率いる日本で初めてのジャズバンドが結成さ れて 100 年目の記念の年。元トップスターの方々と共に、宝塚歌劇のヒット曲を”今の時代の香りを乗せたアレンジ”で何か 新しい世界が創れるのではないか?こうして『ALL THAT ZZJA/ALL THAT ZZKA』がスタートしました。「私の描く音 楽」それはやがて、音楽監督兼アレンジャーの北島直樹(ピアノ)、アレンジャー荒山諒(ドラム)、バンドのグルーヴを支える仲石裕介(ベース)、この3人の音楽家と演出家菅野こうめい氏との出会いにより「私たちの描く音楽」へと変化していきまし た。存在感あふれる元トップスター達とのリハーサルでは、いい意味での緊張感とエネルギーが増していくのを感じ、本日こうして皆様にご覧いただけます事を大変嬉しく思っております。どうぞごゆっくりお楽しみください。本日はお越しくださり誠にありがとうございました。

菅野こうめい(構成・演出)
本日は、『ALL THAT ZZJA/ALL THAT ZZKA』にようこそお越し下さいました。
これまで僕は多くの宝塚 OG の方々とお仕事をさせていただいて来ましたが、今回ほど「宝塚の伝統と結束力」を感じたこと はありませんでした。
100 年を超えて創られたであろう「絆」の威力に圧倒されながらのリハーサルの日々でした。それほど今回の出演者ベテラン OG(笑)5人、プラスほやほや OG2人は素晴らしい。ホンモノの(笑)男性ダンサー2人も、SHOW に最高のアクセン トを加えてくれています。
JAZZ と言う音楽は規律と自由が共存して成り立つ音楽です。それは宝塚歌劇ととても似ていると僕は思います。こじつけで はなく、JAZZ と言う音楽によって、懐かしくて新しい宝塚をクリエイト出来たと自負しています。これも寺井尚子さん、バンドメ ンバーの皆さんのおかげです。
最高の宝塚 JAZZ コラボ・エンターテインメントをどうぞ、お楽しみください。そして、思い切り SWING してください。

真琴つばさ(出演)
本日は、『ALL THAT ZZJA/ALL THAT ZZKA』の公開舞台稽古にお越しくださり、ありがとうございます! タカラヅカ時代から身近にあった JAZZ に焦点を当てた公演は、数あるOG公演の中でも今回が初めてです。
「It Don’t Mean A Thing」「Fly Me To The Moon」などの JAZZ の名曲や、ミュージカル『CHICAGO』からは「ALL THAT JAZZ」などみなさまご存じの楽曲が勢ぞろい!
退団後、それぞれの道を歩んできた私たち 5 人が、ソロでは個性を競い合いながら、「Route66」では世界で一つだけのハ ーモニーをお届けしたいと思います。 演奏は、世界的ヴァイオリニストの寺井尚子さんを中心としたカルテットの皆さま。その演奏力の素晴らしさに日々刺激されて います。中でも『ベルサイユのばら』の「愛あればこそ」は、必聴です!
若手 OG や男性ダンサーのエネルギッシュなパフォーマンスとともに”JAZZ の楽しさ”をお客様に! 私たちショーアップの天才(!?)とジャズ演奏のスペシャリストたちとの夢のコラボ、どうぞお楽しみください!! 最後になりましたが…今年は、宝塚少女歌劇オーケストラの一員でいらした井田一郎さんが、日本初の JAZZ バンドを結 成されて 100 年。そして宝塚歌劇の創設者、小林一三先生の生誕 150 周年でもあります。この記念すべき年に、OG と して JAZZ の世界に携われることに、心から感謝しています。

概要
公演名:
ZUKA IN JAZZ/SONG & DANCE with NAOKO TERAI Quartet『ALL THAT ZZJA/ALL THAT ZZKA』
出演:
真琴つばさ、姿月あさと、湖月わたる、風花舞、彩乃かなみ
天寿光希、晴音アキ
加賀谷真聡、高橋伊久磨
企画・原案:寺井尚子
構成・演出:菅野こうめい
会場・日程:
東京
2023年9月22日〜9月24日
日本青年館ホール
大阪
2023年9月29日〜10月1日 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
公式HP:https://www.takarazuka-live-next.co.jp/stage/2023/zzjazzka/

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