通天閣の屋外看板リニューアル「大阪は通天閣とともにある」

大阪のシンボルのひとつ「通天閣」(大阪市浪速区)が9月22日、屋外看板のリニューアルを終えて1年ぶりにお披露目。その点灯式で吉村洋文知事は、「大阪は通天閣とともにある」と挨拶した。

約1年ぶりにリニューアルされた通天閣(9月22日・大阪市浪速区)

日暮れとともに色鮮やかにライトアップされるのが魅力でもある「通天閣」。一方、2020年から2022年までのコロナ禍では大阪モデルの信号を灯し、府民に対して大阪の状況を伝える役割も担っていた。

点灯式で「⽇⽴製作所」(以下:日立)の⼩島啓⼆社長は当時のことを踏まえ、「灯りを通じて地域のみなさまとコロナの大変さを乗り越えられ、日立もうれしく思っており、感慨深い。これからも灯を絶やさず阪神優勝、オリックス優勝、万博・・・。大阪がガンガン行くことを日立もサポートできれば」と挨拶した。

続いて吉村知事は、「民間事業者にもかかわらず当時、高井隆光社長から『通天閣は大阪とともにある』と言っていただき本当にうれしかった。今日はどうしても駆けつけたいと思い、まいった。『大阪は通天閣とともにある』という気持ちでいる」と感謝の気持ちを伝えた。

新しくなった通天閣は日本語、英語、中国語に対応し、訪問する国内外の観光客、地域の人々などにさまざまなメッセージを発信。日立の広報によると、これからも府や消防などからの要請に応じたメッセージ発信を臨機応変に対応するという。

取材・文・写真/岡田由佳子

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