23日(土)午後3時現在、東京都心の最高気温は24.3℃となり、今年6月23日以来、92日ぶりに最高気温が25℃を下回っている。
ただ、来週は再び東京都心の最高気温は30℃以上の真夏日が予想され、過去最多となっている年間の真夏日日数をさらに更新する見通し。異例の暑さはまだまだ続きそうだ。
東京都心は10月上旬並みの涼しさに
23日(土)は大陸から移動してきている高気圧に覆われて晴れ、カラッとした暑さになっている所が多くなっている。一方で、関東は秋雨前線の影響が長引き、朝から厚い雲に覆われて弱い雨が降ったりやんだりとなっている。
そのため朝からあまり気温が上がらず、東京都心における午後3時までの最高気温は24.3℃で10月上旬並みとなっている。なお、東京都心で最高気温が25℃を下回るのは、今年6月23日以来、実に92日ぶりのこととなる。
涼しい空気は一時的 来週は真夏日戻る予想
24日(日)は関東を含めて、全国的に大陸からの高気圧に覆われて秋晴れとなる見込み。東京都心の最高気温は27℃と夏日が戻る予想。25日(月)は28℃の見込みで、週明けにかけて湿度は低く、カラッとした暑さになる見通し。
ただ、26日(火)から29日(金)にかけては南からの暖かく湿った空気が流れ込みそう。そのため、東京都心の最高気温は再び30℃以上の真夏日が予想されている。湿気が多く、真夏のような蒸し暑い空気が戻りそう。
今年の東京都心は、年間の真夏日日数が88日と2010年の71日を抜いて過去最多となっており、来週はさらにその記録を更新する見通しだ。 異例の暑さはまだ収まらない予想のため、9月末でも油断せず、こまめに水分や休憩をとって過ごすよう心掛けたい。
（気象予報士・鈴木悠）
