山田洋次×吉永小百合「プロフェッショナル仕事の流儀」が「こんにちは、母さん」制作現場に密着!

NHK総合で9月27日放送の「プロフェッショナル仕事の流儀」(午後7:57)では、「ふたりのキネマ 山田洋次×吉永小百合」をおくる。

今月、映画「こんにちは、母さん」が公開された。山田洋次監督にとって90本目の映画となるこの作品で、主演を務めた吉永小百合。92歳と78歳、日本映画界の巨星2人が作り上げる制作現場に、「プロフェッショナル仕事の流儀」のカメラが完全密着した。

100人以上のスタッフが集まったその現場で見たのは、なりふりかまわず映画と向き合う92歳の山田の姿。体を押し運び、振り絞るような強い言葉で俳優を鼓舞し、1カットを積み重ねていく。その視線の先には、吉永がいる。国民的俳優という期待を背負う一方で、大きな葛藤を内に秘めてきた。山田はその迷いを見透かすように、吉永を追い込んでいく。

「僕たち昔、よく“映画には艶がある”っていう言い方をした。それは何かっていうと、スタッフの気持ちみたいなものなんだね。僕たちはそのことを信じなきゃいけない。必ずそれが映るんだと」語る山田。「デジタル時代になって、映画の時代が変わっていく中で、体力・気力をしっかりもてればいいんだけど」という吉永の思い――。“自分たちはなぜ作り続けるのか”日本の心を探し続けてきた2人の明かされることのなかった姿を追う。

なお、番組は、放送後1週間、NHKプラスで見逃し配信を予定している。

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