【ばんえい・銀河賞】キングフェスタが4歳路線二冠目を飾る…鈴木恵「いつも通り歩いてくれた」

24日、帯広競馬場で行われた11R・銀河賞(BG2・4歳・ダ直200m)は、鈴木恵介騎乗の1番人気、キングフェスタ(牡4・ばんえい・小北栄一)が勝利した。2着にヤマカツエース(牡4・ばんえい・金田勇)、3着に2番人気のヘッチャラ(牡4・ばんえい・鈴木邦哉)が入った。勝ちタイムは2:04.6(馬場水分1.5%)。

スタートから一斉に飛び出した全馬。第一障害は積極的にリードするキングフェスタを先頭に各馬越えていく。道中は先頭を行くキングフェスタに変わってホクセイウンカイ、ヤマノコーネルの内枠2頭が前へ出るが、そこにヘッチャラとヤマカツエースが加わり先頭集団を形成し第二障害へと向かっていく。第二障害ではじっくりと息を入れたヤマカツエース、ヘッチャラが仕掛け、この2頭がほぼ同時に第二障害をクリアし必死にリードを広げようとするが、3番手で障害を越えたキングフェスタが下りる勢いそのままに先頭のヤマカツエースを並ぶ間もなくかわし豪快に突き放した。キングフェスタがゴール直前で止まってしまったが、そこはセーフティリード。しっかりと体勢を立て直し危なげなく4歳路線の二冠目を飾った。2着はゴール前、脚の止まったヘッチャラをヤマカツエースがかわして入り、体勢を立て直したヘッチャラが3着となった。キングフェスタを管理する小北栄一調教師は「銀河賞」をアサヒセンショウで制した2003年以来2度目の制覇、騎乗した鈴木恵介騎手はセンゴクエースで制した2016年以来3度目の制覇となった。

1着 キングフェスタ
鈴木恵介騎手
「ほっとしています。前走のオープンであのメンバーに勝てたのは馬と自分の自信にもなったと思います。レース前は馬場も軽い馬場ではないし重量も重いので自分のレースをすればなんとか勝てると思い挑みました。砂の入れ替えについてもこの馬にとっては良かったと思います。手応えも前走よりも良く道中の行きっぷりも良いと感じていました。障害も本当に上手くかかってくれてひと腰で上がってくれました。下りてからも歩いてくれる馬なのでいつも通り歩いてくれて良かったです。三冠に向けて、調整してまた優勝できればと思います。今日もファンの応援のおかげで勝てることができました。本当にありがとうございました。また、これからも応援よろしくお願いします」

小北師「嬉しいのひとこと」

銀河賞 口取り (C)ばんえい十勝

小北栄一調教師
「嬉しいのひとことです。前走のオープン戦でも鈴木騎手が頑張ってくれていたので自信はありました。今日の状態も良かったと思います。9月は暑くて体調を心配しましたが夏バテまではいかずに、こうして準備万端で臨むことができ、獲らせてもらいました。レースではいつもと変わらず落ち着いていました。騎手に任せていましたし、あまり焦って行かない方が良いのかもしれません。この馬は2番目、3番目に障害を下りても脚のある馬です。今日はゴール前で止まりましたが、後続馬との差があったので大丈夫だと思っていました。天馬賞もぜひ獲りたいです。まだ時間があるので、今後についてオーナーと相談しながらやろうと思います。今日は本当に良いレースをして銀河賞を獲らせていただきました。ありがとうございます」

キングフェスタ 33戦19勝
(牡4・ばんえい・小北栄一)
父:カネサブラック
母:クインフェスタ
母父:ホクリュウイチ
馬主:廣部武士
生産者:広部武士

【全着順】
1着 キングフェスタ
2着 ヤマカツエース
3着 ヘッチャラ
4着 ホクセイウンカイ
5着 シンエイアロイ
6着 ツガルノヒロイモノ
7着 ヤマノコーネル
8着 クリスタルコルド
出走取消 トワイチロ

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