「熱狂的な雰囲気と安心・安全は両立可能」野々村芳和チェアマン、暴徒化したサポーターの問題に言及「ヨーロッパと日本の感覚はだいぶ違う」

[写真:©︎CWS Brains, LTD.]

Jリーグは26日、理事会後の会見を行った。

記者会見では、シーズン移行の進捗、またJ1クラブライセンス判定についての説明などが行われた。

シーズン移行の件は、大きな進捗はない状況だが、10月にはJ1、J2、J3のカテゴリーごとの分科会を行うという。

そんな中、記者会見で野々村芳和チェアマンがサポーターが暴徒化した浦和レッズの件についても言及。先日はJリーグ、日本サッカー協会(JFA)、Jリーグ全60クラブが共同声明を発表していた中、日本ならではの実現可能なことがあると語った。

「実行委員会でも60クラブの実行委員と話をして、僕らはどういう作品を作りたいのかを確認し合いました」

「サッカーが表現したい熱狂的なスタジアムとか、熱烈な雰囲気と安心・安全は、両立できると思います。日本だからこそ、それが両立できると思っています」

「ヨーロッパの人たちが持っている感覚と、日本の人が持っている感覚は大分違う。彼らは日本は良いよねと思っている中で、日本がどう見せていきたいか」

「熱狂的な雰囲気と安心・安全は両立できるので、みんなで目指していこうということを伝えました」

それぞれが応援するチームを熱く後押ししたい気持ちがある一方で、その熱量は安心で安全な観戦環境であっても実現は可能と語った野々村チェアマン。全てにおいてヨーロッパのスタイルをまねる必要はなく、浦和の一件、そしてFC東京サポーターの花火・発煙等の件を含め、日本らしい熱い応援の仕方を見つけていきたいところだ。

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