小泉孝太郎が「精神分析医 氷室想介の事件簿2」の見どころをアピール! 激辛料理を食べるシーンの裏話も

BS-TBSで10月1日に放送するミステリードラマ「精神分析医(サイコセラピスト)氷室想介の事件簿2-ベストセラー小説に隠された殺人事件の謎-」(午後7:00)の取材会が行われ、主演の小泉孝太郎が出席。見どころや撮影中のエピソードなどを語った。

「精神分析医 氷室想介の事件簿」は、2022年2月に1作目「超高層ビル密室殺人の謎」をオンエア。小泉が主人公の精神分析医・氷室想介を演じ、氷室と中学・高校の同級生で、事件解決のために何かと氷室を頼る刑事の⽥丸有希役を美村里江が担う。原案は、ミステリー界のレジェンド・吉村達也氏の短編「ダイヤモンド殺人事件-如月透の犯罪-」。12年に60歳で亡くなるまでに225作の小説を世に送り出した吉村氏の作品群の中でも1、2を争う人気作が「氷室想介シリーズ」としてドラマ化され、小説にはない新たなストーリーとして生まれ変わる。

2作目となる「ベストセラー小説に隠された殺人事件の謎」では、未解決事件を題材にした、著者不明のベストセラー小説を巡って殺人事件が次々と発生。氷室と有希のコンビが難事件解決に挑む。ほかに、1作目にも登場した、氷室が経営するクリニックの受付・川井舞役の筧美和子と、有希の部下の刑事・君島太⼀役の松本岳も出演するほか、著者不明のベストセラー小説を巡る殺人事件の容疑者役として、内田理央、水崎綾女、小田井涼平も登場する。

拍手で迎えられた小泉は「シリーズとして2作品を皆さんにお届けできるというのは、役者として特別な気持ちになります。自分の中では、どの作品も最初で最後だと思ってやっているので、今日を迎えられたことをとてもうれしく思っています」とあいさつし、ピースサインのような指をして「シーズン2」を表現。

作品の見どころについて、「事件が起きて、犯人が誰なのか推理しながら事件を解決に導いていくという刑事ものには、数多く出演させてもらいましたけど、本作で演じる氷室は精神分析医なんです。その設定が面白いなと思っています。しかも、有希ちゃん(美村)がいなければ積極的に参加したくないんですよね。正直、捜査協力依頼を受けるのは面倒くさいなと思っていて、それでもなぜか有希ちゃんのペースに巻き込まれて、警察に事件解決の協力をしていくんですよね…」と語り、さりげなく氷室の気持ちを代弁。

続けて「でも、有希ちゃんとのコンビ感というのはやっていても楽しいんです。中学・高校の同級生から始まってますからね。そんな設定があるから、2人の関係が見やすいなと思ってもらえるのが一番うれしいかもしれないです。美村さんの人柄や、まとっている雰囲気の柔らかさのおかげで、僕も助けられています」と感謝した。

精神分析医役を演じるということで、劇中で取り入れた心理学などで、勉強になったことや新たな発見があったかを問われるが「精神分析としての説明ゼリフは大変。いろいろあったけど僕も結構忘れていて…」とあたふたする場面も。

前作に続き、激辛料理を食べるシーンも。小泉自身は「正直、激辛は弱いです。だって、激辛ですよ!」と吐露し、「ほどよい辛さだったら食べられます。そこは、人並みだと思います」とコメント。そして、劇中で氷室が食べている激辛料理は、本当に辛くしてもらっていることを明かし、「見た目もリアルに香辛料の赤みにしないといけないし、リアルな演技も求められるわけで、食べた時に汗がにじんできて、正直1杯全部は食べきれない辛さです。スプーンで、唐辛子がすごく入っているなと分かるところを狙ってすくっているんですよ」と言って笑った。加えて、自分から「これが3作続いたら、プライベートでは食べない激辛料理も挑戦してみたいです。スープ系が続いているので、カレーの辛さもやってみたいですね」と、続編で激辛カレーを食べる意欲を見せた。

ジンクスやルーティーンについての考え方や、現場の雰囲気など、たくさんの質問に1人で丁寧に答える小泉。写真撮影でも各媒体のカメラ、それぞれに目線を合わせるなど、真摯(しんし)に応対する姿勢が印象的な取材会となった。

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