インボイス制度に伴い重要性が高まる「税理士」 宇都宮市で学生向けに説明会

 10月から消費税のインボイス制度が始まるのを前に、その役割や重要性の高まる税理士の仕事について高校生や大学生に知ってもらおうというイベントが、宇都宮市で24日に開かれました。

 宇都宮市宮みらいのライトキューブ宇都宮で開かれたのは「What’s税理士?」です。このイベントは固くて難しい職業という印象を持たれがちな税理士の仕事について、これから就職を考える若い世代に興味を持ってもらおうと関東信越税理士会宇都宮支部が開いたものです。24日は県内の高校生や大学生約50人が参加しました。

 消費税のインボイス制度が10月から開始されることに伴い、税に関する手続きがより複雑化することを受けて、企業や個人の納税手続きをサポートする立場の税理士の仕事はこれまで以上に、その重要性が増しているといいます。

 今回のイベントでは実際に県内で活動している現役の税理士が講師となって、税理士は働き方が多様で自分の生活との両立がしやすいことや、働きながらでも資格が取れることなど自身の経験を交えながらわかりやすく丁寧に伝えていました。

 学生たちは熱心に耳を傾けそのあとグループに分かれて行われたトークセッションでは税理士の資格の取り方や仕事のやりがいなどさまざまな質問を税理士に投げかけ本音を聞き出していました。

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