現地メディア「飛躍的に向上」「どこにでも出没」…遠藤航が初アシスト&初フル出場! クロップ監督は「ワタルがあのパスを…」

写真:遠藤(右)の活躍にクロップ監督(左)は…

現地時間9月27日に行われたカラバオカップ3回戦で、リヴァプールとレスターが対戦。リヴァプールが3-1で勝利を収め、同大会次ラウンド進出を果たした。

この試合、リヴァプールに所属する日本代表MF遠藤航は中盤アンカーの位置で先発出場。加入後、三度目のスタメン入りとなった。チームは前半を1点ビハインドで折り返したものの、後半に攻撃陣が爆発。オランダ代表FWコーディ・ガクポ、ハンガリー代表MFドミニク・ソボスライ、ポルトガル代表FWディオゴ・ジョタがゴールネットを揺らし、3-1でレスターを下している。

なお、遠藤は相手のクリアボールを奪取して味方につなげ、ガクポの同点弾の起点に。それだけでなく、鋭い縦パスをつけてソボスライの逆転弾を演出し、今夏にリヴァプールへと加入して以降、初のアシストを記録している。また、加入後初となるフル出場も達成。献身的なプレーでチームの勝利に大きく貢献した。

試合後の現地メディアの評価も上々だ。リヴァプールの地元紙『リヴァプール・エコー』は遠藤に「7点」と高い評価を与え、「レスターの先制点が決まった直後に、ボックス手前から惜しいシュートを放つ。しっかりとボールを回していた」と、アンカーとしての役割を全うしていたことを伝えた。また、「日本代表MFのパフォーマンスは飛躍的に向上し、ソボスライのゴールをアシストした」と、初アシストについても言及している。

また、リヴァプール専門メディア『Anfield Watch』は「8点」の高評価。「どこにでも出没。タックルは素晴らしく、試合の流れを読む能力は誰の目にも明らかだった。前線の選手と上手く連係し、ボールを持っている姿は脅威だった」と絶賛。「7点」をつけたリヴァプールの地元メディア『THIS IS ANFIELD』は「日本人選手は序盤からシュートを放ち、猛タックルやハイプレッシャーをかけた。時間が経てばカルトヒーローになれる人物だと感じている」と、今後への期待を表している。

チームを率いるユルゲン・クロップ監督も、遠藤のプレーぶりに満足感を示している。クラブ公式サイトが伝えたところによると、クロップ監督はソボスライの強烈なミドル弾を称賛したなかで、「ワタルがあのパスを出したんだ」と、遠藤の名前を出した。

「あの瞬間、あそこに相手MFはいなかったし、止められるDFもいなかった。だからこそ、ボールを奪った瞬間に最初のパスを前方に出すか、少なくともポジティブな選択肢を持つことが重要なんだ。それが本当に大きな助けになった。あれは良いプレーだったね」

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