〝サ飯〟できました! ウェブコンテンツ企業が試行錯誤の上…なぜ⁉【長野・上田市】

ブームが続くサウナについてです。サウナの後に食べる食事、〝サウナ飯〟を開発したウェブコンテンツの企業があります。一体どんな狙いがあるのでしょうか。

表面には「サまん」の焼き印。中には、あふれんばかりの餡が詰まっています。サウナ後に食べるため生み出された、〝おやき〟です。このおやきを開発したのは上田市に本社を置き、webメディアのコンテンツ制作やマーケティングなどを手掛ける「はたらクリエイト」。オフィスには託児所が併設されています。

■はたらクリエイト金久美さん(45)
「うちの会社で働いているスタッフの子どもたちです。1~3歳の子どもを預かっています」

実は、およそ130人いる社員の9割以上が子育て中の女性です。

■はたらクリエイト・金久美さん(45)※自身も3児の母
「子どもを預けるタイミングと、親が働き始めるタイミングが同じというのは、なかなかハードルが高いんですよね」

休職することなく、子どもの成長に合わせた働き方を選べるようにしています。

■2歳の男の子を預ける営業職・関楓さん(32)
「一緒に来られることで安心感もあるし、お昼も一緒に食べられるので子どもの様子やお友達との遊んでる様子も見られるのでうれしい」

オフィスの隣にこんなものがあります。

■はたらクリエイト・金久美さん
「これです!」
「サウナ小屋です」

長和町産のカラマツを使い、およそ200万円かけて作ったサウナ小屋!本格的な薪ストーブを置いています。

■はたらクリエイト金久美さん(45)
「クライアントとのコミュニケーションを活発にしたり、この地域の人と関係性を深めるというところで」

3年前、コロナ禍でも対面のコミュニケーションを深められるように作ったそうです。福利厚生として社員は自由に使うことができます。このサウナをきっかけに、地域を活性化させるための企画を進めていて、そのひとつが、サウナに合うおやきの開発。試行錯誤を重ね、商品化までたどり着きました。

■記者
「では実際にサウナに入って、サウナおやきのサ飯を食べたいと思います」

金さんとともにおやきを開発した河合さんに案内してもらいます!

(Qでもどうして「サまん」を作ることになったんですか)

■株式会社movel(ムーブル)河合勇樹さん(26)
「普段は渋谷でSNSマーケティングを、Z世代60人くらいでやっているんですけど、代表の1人が御代田町出身なんですよ。何か地元に貢献できないかという思いがあって」

この「サまん」を皮切りに、来月からサウナを通して東信エリアの活性化を目指す「浅間サウナラインプロジェクト」を計画しています。

■はたらクリエイト金久美さん(45)
「足を実際に運んでいただいて、このエリアでここにあるものを食べるという体験自体を提供できると良い」
「サウナを通して滞在して遊んでもらって帰ってもらう、そんな地域活性ができると面白いと思う」

「サまん」をPRするためのクラウドファンディングを来月2日からスタートさせ、12月ごろから東信地区のサウナ施設などで販売予定です。

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