営業益15%増、鴻池運輸 国内物流増収増益

鴻池運輸(鴻池忠彦社長)の4-6月期連結決算は、売上高769億2300万円(前年同期比0・6%増)、営業利益39億4800万円(同14・7%増)、経常利益42億7900万円(同7・9%増)、純利益26億2200万円(同7・5%増)と増収増益だった。
 航空・海上貨物の需要減退や運賃の相場下落があったが、空港関連での旅客復便による取扱量の増加や、主に生産請負作業での単価アップ、得意先の生産回復、大型案件の受注などで増収を確保した。
 利益面では空港関連の需要回復による労務費や、材料費、販管費が増加したが、増収効果に国際関連の減収による外注費の減少で営業益は2ケタ増。
 セグメント別では複合ソリューション事業が増収増益。国内物流事業も低温新倉庫稼働も寄与し増収増益、国際物流事業は減収減益だった。
 通期業績は期初予想から変更はない。

© 日本流通新聞×foredge