販売価格低下が影響、近鉄GHD国際物流 航空貨物物量が減少

近鉄グループホールディングスが10日に発表した4-6月期連結決算の国際物流セグメントは、売上高1832億9100万円、営業利益58億2500万円だった。
 昨年7月に連結子会社化した近鉄エクスプレス(KWE)の前年同期との対比では売上高39・3%減、営業利益64・4%減。輸送需要が低調に推移し、航空貨物の取扱物量が減少したほか販売価格の低下が進んだことによる。
 売上高の内訳では航空貨物輸送650億5600万円(同対比53・7%減)、海上貨物輸送521億4400万円(46・0%減)、ロジスティクス553億9300万円(5・7%増)。物量は航空輸出重量12万トン(31・8%減)、海上輸出物量は横ばいの17・7万TEUだった。

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