トナミHD 売上高が横ばい推移 貨物輸送量の減少等

トナミホールディングス(髙田和夫社長)の23年4―6月期連結決算は物流関連事業で貨物輸送量の減少などにより、営業収益(売上高)は前年同月比0・4%減の348億200万円の横ばいだった。貨物関連事業は同1・0%減の326億3700万円で、全体の93・8%を占めている。
 貨物関連の内訳は、自動車運送・利用運送事業が同2・5%減の227億1100万円、3PLの倉庫事業は同4・0%増の86億7900万円と堅調に推移した。港湾運送事業は同7・4%減の12億4500万円。
 利益面では、業務効率化や外注業務の内製化などのコストコントロールに努めたものの、燃料価格の高止まりほか、インフラ費用の上昇などが影響を及ぼした。
 営業利益は前年同期比11・9%減の15億2200万円となった。経常利益は営業減益による影響を受け、同11・3%減の17億8100万円。また純利益は同25・9%減の10億9700万円で着地した。
 上半期・通期業績は5月に公表した期初予想を据え置いた。

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