サントリー 北陸の新拠点が稼働 「物効法」認定取得

サントリーホールディングスはこのほど、北陸での物流効率化を目的としてサントリーグループの新しい配送拠点「石川金沢配送センター」を稼働させた発表した。
 同社はセンターの運営を担う若松梱包運輸倉庫(本社=金沢市、江田修一社長)と共に輸配送網の再構築や施設の設計を行い、2社が連携する取り組みとして国土交通省が定める物流総合効率化法認定を取得した。
 同センターの稼働に伴って、9カ所あった北陸の倉庫は1カ所に統合、倉庫間で貨物移動の必要がなくなった、また、自動倉庫システムが導入されており、庫内作業に必要な人員数が大幅に減少するとともに、荷受けの対応にシフトでき荷受け可能時間が拡大。ドライバーの待機時間を減らすこともできる。
 輸配送網や倉庫の運用を効率化することで、従来と比較して、年間あたりドライバーの労働時間を約4400時間、トラックの輸送距離を延べ約16万5千㌔㍍、CO2排出量を約150㌧削減できると見込んでいる。
 *石川金沢配送センター 所在地は石川県白山市、延床面積が約1万6千平方㍍。取扱商品は酒類・清涼飲料各種で、出荷対象エリアが北陸3県石川・富山・福井県の北陸3県。

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