名目賃金12・9%伸張 6月の運輸・郵便業

厚生労働省が8日発表した6月の毎月勤労統計調査(速報/従業員5人以上)によると、「運輸業、郵便業」の1人当たり現金給与総額(名目賃金)は前年同月比12・9%増の52万1968円となり、24カ月連続で前年を上回った。
 内訳をみると、ボーナスなど「特別に支払われた給与」は20万5073円で前年より29・9%増えた。ただ、基本給に当たる所定内給与は前年同月比3・0%増の27万2771円にとどまったが、残業代など所定外給与は同11・0%増の4万4124円と増えた。
 運輸業・郵便業の総実労働時間(月間)は1人あたり前年同月比0・6%増の172・0時間(全産業142・4時間/0・4%増)。所定内は同0・6%増の149・2時間(同132・4時間/0・2%増)、所定外が0・9%増の22・8時間(同9・7時間/0・0%増)。
 出勤日数は前年同様の20・0日(同18・5日/前年同じ)だった。

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